何故か数日、日が出たシアトルの空、大いに気をよくして昨日は一日中落ち葉集めと庭の手入れに費やしました。
そして明けて今朝、御覧なさい”ドンヨリ”とした重い空模様。
「そらごらん。庭がきれいになってよかったよ。このドンヨリ天気が長らく続くことでしょう」
昨日も庭仕事をしていた隣の叔父さんは、今日もしていますよ。
「ところで、今日はハロウィンでしょう。あんたお化けたちの面倒を見てよね。」
息子 「やだよ」
子供たちが大きくなったので、我が家は誰も関心を持たないのです。
ハロウィン明けは ”聖者の日All Saints' Day”です。
カトリック教会の祝日の一つで、聖人たちと殉教者を記念する日で、「万聖節」と呼ばれていました。
そうです、この日を祝うことにいたしました。
子供たちが小さかった頃、”ラグ ラッツ”というカーツーンを彼らはよくみていました。
「”ラグ ラッツ” って何のことか知っている?
カーペットを走り回るネズミの事サ。うちの子供たちのようにネ」
親父さんが教えてくれました。
「ああなるほどね」
その時はそのまま過ぎ去っていったのでしたけれど、なんと最近友人の孫達の世話をするチャンスに見舞われ、正に文字どうり頷いたものでした。
1.5ヶ月の男の子のその行動は、正にカーペットを走り回るネズミそのもの。
そのスピード感と言い、あらゆる物に食らいつく有様と言い見事なものでした。
自分の子供が育つその頃は自らも若かったし、かなり早く彼らに対処できたけれど、年齢を重ねた今はアレヨアレヨと驚くばかり。
「子育てって若い人のやることよね」
穏やかな初秋とは、戦争が回避されたと言う意味です。
もちろん毎日、心痛いニュースは未だ絶える事はありませんけれど、それにプラス、シリア攻撃の連日の記事が加わらなくて済む、という日常は随分と開放されたというものです。
これを手始めに、武器を持っての攻撃は勿論のこと、言葉での攻撃ごっこも止めにして、平和を求める忙しさに世界が変わっていく、少しの希望でも見たいし知りたいものです。
9月も10日ともなると夏とは言いませんものね。
夏草は未だ青々と元気にしていますし、天気も夏のように暑いですよ。
それでも秋は、静かにやってきているのですよ。
我が家の葡萄もよく実ってきていますし、
あちこちの葉っぱなぞも ”そろそろ色ずこうかなー”
と思っている様子です。
そうそう、市場はハロウィンの化け物たちで、
すでに賑わいを見せています。
「やけに早いね。 」
親父さんが言っています。
ハロウィンは10月末なのにね。
”商魂”
夏の日の過ぎる事の早い事!早い事!
昼の太陽の没する時間は早くなり、日が短くなればより一層、過ぎ行く一日の短さを感じます。
8月15日お姉さんはフランスに嫁いでいきました。
その寂しさより何より、送り出すための準備万端の為に奔走した毎日であった上、彼女のチケットはデルタ エアライン家族パスのスタンドバイであるにもかかわらず、若い二人は自分たちが立ち寄るホテル、交通機関の全ての予約を手際よく済ませお金も払い、万一フランス行きの空席が無ければどうするの?と言うほどのスケジュールを立てていたのでした。
「今回は神様によくお祈りして、席をいただいたとしても、この次は自分たちで責任を持ちなさいよ。」 親としては苦情を一言、言うこととなりました。
幸いにしてビジネス クラスに席を得、我々はどれほど安堵の胸を摩ったことか。
彼女を送り出しても、25年間ともに過ごした彼女の余韻はまだ色濃くあるので、未だ遠くに行ってしまった実感がないのです。
それでも夕方になると、この時間に帰ってくるはずの彼女の姿が無いのがこの上なく寂しいのです。
気の毒なのは迷犬バスター君で、彼女が戻る時間になると彼女の部屋に様子を見に来ます。
「お姉さんまだ?」
「だから言ったでしょう。お姉さんはフランスにお嫁に行ったの。」
「フーン?」 ですって。
先日友の家を訪ねる途上、いつもの道のいつもの家の前を通りかかると鹿の像がおいてありました。「おや? 新しい見ものね。なかなか良いポーズよ。よくできていること。剥製かしら?」
数分後友と同乗して同じ道を来ると、何とその像が道の真ん中を歩いているではないですか。
「鹿、なんていわないで!今彼らと戦争中なんだから」友が言いました。
この界隈には祖父の貸家もあり、昨年までウロツク鹿を見かけたことは無かったのですけれど、今年は違いますね。
貸家の住人たちの庭のものは、野菜でも花でも何でも食べられてしまうそうです。
最近ガレージセールでなかなか見栄えのよい、金網のフェンスを手に入れて ”これでよし” と私は一人、悦に入っていたのですけれど、鹿対策には自分の背丈より高いフェンスが必要なのだそうです。
鹿は助走なしに、その場から一メートル以上もジャンプ出来るのだそうです。
”ビービーガン” がどうのとか怖い話も飛び出していますよ。
それにしても鹿さん達、美しく優雅で、かわいい目をして”敵”とみなすには余りに負債を感じてしまいますよ。
北米に生息する鹿の頭数は過去最大数に達しており、約30万頭にも及ぶとか。
こんな記事を発見しました。
なるほど。
鹿はやはり可愛いので、これといった対策もないそうです。
そうですか。ライム病なぞを媒介する”マダニ”の運びやでもありますのに。
”ドンドンドーン” 2階のドアーが激しく叩かれたので、何事かと出てみると黒い制服らしき物を着込んだ若い男性が立っていました。
私を見るや、彼が言うには「近所から通報があって、アンタンところのファイアー プレースで何やら不審なものが燃えているらしい。煙が立ちこめて数軒の家で迷惑している、何を燃やしているのか?」
私 「爺さんが木の葉を燃やしている」
消防士 「木の葉?」
盛夏に木の葉を燃やすのが不思議だったのか、木の葉が近所迷惑になるほどの物であるかしらと思ったのか、消防士が不思議そうな顔をしたので。
「まあー 兎に角、本人と話してみてよ。何せ91歳ですからね。われらの言うこと聞かないのよ。制服姿の人の言うことは真剣に聞くことでしょう。私にとってもありがたい事よ。」
消防士を案内して、リヴィング ルームに行ってもいない。
決っと枯葉を集めているに違いない、現行犯を目撃してもらうのもいいことだ。
枯葉集めに忙しい爺 様に消防士は何度も声をかけ、漸く爺様は事に気付き大人しく説明を受けていたようでした。
この爺様はその昔、テキサスの農場で生まれ育ち、ダイオキシンなぞという話もされたこともなく何でも燃やし、その時代はプラスチック製品なぞもそれほどなかったでしょうし、燃やすものは木とか紙とかそんなもので、何せ大地ですから、どれほど燃やしても煙が一筋くらいであったでしょうし、物を燃やすことに抵抗が無いらしいですね。
その後長いこと宅地に住んでいてもごく最近まで、近所はお互いにファイヤー プレイスで暖を取っていたし、ところが時は激しく移り人々が環境に神経質になり、ファイヤー プレースもあまり使わなくなり、一人なんでも燃やして悦にいっていた爺様は、何度か近所から苦情を言われ、ファックス マシンやプラスチックを燃やすのはやめて、紙や木の葉にしていたのですけれど、その量が激しいのでやはり隣人はウンザリしていたのですね。
いくらか気温が下がった昨今とはいえ、盛夏に煙突から沢山の煙が出ているなんてやはり異常ですよね。