シアトルの夏 それは魂の自然の欲求なのである。より高き向上! より多くの知識! より深き愛! かくして不純物が一掃され、神に向いて高く、より高く向上していくのである。 Higher improvement! More knowledge! Deeper love! Thus, impurities are wiped out, and it is higher toward God and higher
地上的体験は貴重なのである。
その体験を得んとして大勢の霊が地上に戻り、霊媒の背後霊となりて己に必要な体験を積まんとしている。
それは、ある者にとっては博愛の開発であり、ある者にとっては苦しみと悲しみの体験であり、またある者にとっては知性の開発であり、感情の抑制つまり心の平静の涵養であったりする。
かくの如く、地上に戻り来る霊には、われらの如き特殊な使命を帯たる者を除いては、それ自身にとって必要な何らかの目的がある。
つまり、われら並びに汝らとの接触を通じて向上進化を遂げんとしているのである。
それは魂の自然の欲求なのである。より高き向上! より多くの知識! より深き愛! かくして不純物が一掃され、神に向いて高く、より高く向上していくのである。
───地上に戻ることだけが進歩のための唯一の手段ではないでしょう。
無論である。しかもそれが普通一般のことでもない。われらの世界には数多くの教育施設が用意されている。また、一度失敗した方法は二度と採用せぬ。
〔このあと霊の世界の住居と仕事についての通信が続いたが、私にはいま一つ理解がいかないので、筆記者は自分の境涯以外のこと、というよりもむしろその上の界の事情にも通じているかどうか、また、地上よりもっと低い境涯への誕生もあるのかどうかを尋ねてみた。
すると、霊にも霊界の全てに通暁する能力はないこと、また魂が向上発達し完成されていく、いわゆる〝試練〟もしくは〝浄化〟の境涯と、そのあとに来るいわゆる超越界───いったん突入したら(よくよく特殊な場合を除いて)二度と戻ることのない〝無〟の世界───との間には大きな懸隔があるということだった。そしてこう綴られた。〕
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