大自然の仕組みの美事な芸術性
ダイヤモンドの如き夜空の星の数々、
太陽のあの強烈な輝き、
名月のあの幽玄な輝き、
あたかも囁(ささや)きかけるようなそよ風、それを受けて揺れる松の林、
さらさらと流れるせせらぎと、
怒涛(どとう)の大海原に目を向けさせ、
そうした大自然の一つ一つの動きが
確固とした目的を持ち、
法則によって支配されていることを
指摘します。
そして更に人間がこれまで自然界で発見した
ものはすべて法則の枠内に収まること、
自然界の生成発展も法則によって支配され規則されていること、
その全体に人間の想像を絶した広大にして
入り組んだ、
それでいて調和した一つの
パターンがあること、
全大宇宙のすみずみに至るまで秩序が
行き亘っており、
惑星も昆虫も嵐もそよ風も、
その他あらゆる生命活動が───いかに現象が複雑をきわめていても───その秩序によって経綸されていることを説いて聞ませます。
そう説いてから私は、
その背後の力、
すべてを支えているエネルギー、
途方もなく大きい宇宙の全パノラマと、
人間にはまだ知られていない見えざる
世界までも支配している奇(くしび)な力、
それを神と呼ぶのだと結びます。
シルバーバーチ
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