Monday, April 12, 2021

シアトルの春 シルバーバーチの自己紹介      Silver birch self-introduction

 


シルバーバーチの自己紹介       

 私の名はシルバーバーチではありません。これは私がバイブレーションを下げて地上世界とコンタクトすることを可能にしてくれる一種の変圧器の役目をしている、かつて地上でインディアンだった霊の名前です。

 いずれにしても名前はどうでもよいことです。私に関するかぎり名前は何の価値もありません。これまで一度も地上時代の名を明かしたことはありません。

 地上時代の私はレッド(アメリカン)インディアンではありません。このインディアンよりはるかに古い時代の別の民族の者です。霊的進化の末に二度と地上へ生身に宿って戻ってくる必要のない段階まで到達いたしました。

 霊界の上層部には〝神庁〟とでも呼ぶべきものが存在します。それに所属するのは格別に進化をとげた霊、高級神霊です。その仕事は立案された創造進化の計画を円満に進展させることです。

 その神庁から私にお呼びが掛かり、これまでの進化で私が得たものを一時お預けにして可能な限り地上圏に近づき、その高級指導霊たちのメッセンジャーとして働いてくれないかとの要請を受けたのです。

 私の役目はその指導霊たちの教えを取り次ぎ、一人でも多く、受け入れる用意のできた人間にお届けすることです。私は喜んでその要請をお引き受けしました。それが半世紀近くにもわたってたずさわってきた私の使命なのです。

 その仕事のために私はこの国の言語である英語を学ばねばなりませんでした。私が地上でしゃべっていた言語は英語ではありませんでした。そこで、出発に際して指導霊から、地上で仕事をするには英語をしっかりマスターすること、その文法と構文をよく勉強しておかないといけないと言われました。

 私にとって困ったことが一つありました。地上との接触(コンタクト)には霊界の霊媒が必要だということです。私自身が直接地上の霊媒と接触することは不可能だったのです。それは、私が到達した進化の階梯と霊媒のそれとが違いすぎて波長が合わないからです。そこで私はもう一人、変圧器(トランス)に相当する者を必要としたのです。

 指導霊たちが用意してくれたトランスは地上でレッドインディアンに属していた霊の霊体でした。私に授けられる教えを地上へ伝達するための中間の媒体として、それが一番適切だったのです。

 私はインディアンの文明の方が白人の文明よりも勝れていると思っておりますが、決して欠点や残忍な要素がまったく無いとは申しません。しかし極悪非道の文明を移入したその責任は大体において白人に帰さねばならないと考えます。

 もとより完全な人種というものは存在しません。完全であったら地上には存在しないでしょう。インディアンにも欠点はありましたが、その人種ならではの貢献をしました。倫理・道徳は高度なものを持っておりました。自然の大切さをよく知り、霊的摂理をよく理解し、人種間の同胞意識には非常に強いものがありました。

 インディアンは心霊的法則(サイキック)をよく知っており、その作用についてよく理解しておりました。また霊的法則(スピリチュアル)については更に深い認識がありました。霊界入りする人間すべてについて言えることですが、インディアンも因果律に直面させられ、地上生活での出来事のすべてについて償いと罰とを受けました。

 自然の摂理から逃れられる人はいません。あらゆる民族、あらゆる国家、あらゆる文化が、地上世界を良くする上でそれなりの貢献をしております。言ってみれば大オーケストラの様なものです。一つ一つの楽器がそれぞれの演奏をして全体として美事なハーモニーを出しているのです。

 いかに未開あるいは野蛮に思える民族も、開けゆく大機構の中でそれなりの役割を持っているのです。地上のどこにいようと、いかなる人間であろうと、霊的存在であることには変わりありません。

一人の例外もなく霊的本性を宿しており、それが全人類を大霊の家族として一つにまとめているのです。肌の色の違い、言語の違い、民族の違い、国家の違いなどは、霊性という基盤における一体性に比べれば物の数ではありません。

 私は絶対に過ちを犯さない、進化の頂上を極めた霊ではありません。そういうことは有り得ないことです。進化というのは永遠に続く過程だからです。これで完全です、というピリオドはないのです。向上すればするほど、まだその先に向上すべき余地があることを知るのです。

 私たちがお届けするのは神の叡智とインスピレーションの宝庫から取り出した崇高な真理です。といって私たちはそれを無理にも信じていただこうとは思っておりません。私たちの言う通りにしなさいとは申しません。宇宙の大霊との調和にとってこれ以上のよい方法はないと断言しているのでもありません。

 私たちが断言すること、私達の精一杯の思いを込めて断言するのは、霊の真理はいかに厳しい理性と知性と体験によって試されても、それに耐え得るものであるということです。私の述べることに対して皆さんが何と反論なさろうと、それによって罰が当たる心配はご無用です。

 神は人間に一定限度内の自由意志を与えて下さっています。操り人形ではないのです。知性をお持ちです。理性をお持ちです。自分で判断し、決断し、反省し、自分の意見を形成し、体験から知恵を学んでいく能力をお持ちです。

 私たちはその能力を通して皆さんの賛同と協力を得たいのです。反発を覚えながらでは困るのです。理性は神から授かった大切な能力の一つだからです。

 人生には何ごとにも二面性があります。光があれば闇があります。安らぎがあれば苦労があります。もしも晴天の日ばかりだったら、晴天の有難さは分からないでしょう。時にはイヤな思いをさせられる体験を通して、ある事を学ばされることがあります。

いずれ皆さんもこちらへお出になって地上生活を振り返った時は、きっとこう思われることでしょう。〝いちばん大切な教訓を学んだのは生活がラクだった時ではなく、嵐が吹きまくり雷鳴が轟き稲妻が走り太陽が雲にさえぎられて、すべてが暗く絶望的に思えた時だった〟と。

 魂が内在する可能性を発揮するのは逆境の中にある時こそです。のんきな生活の中では霊性は磨かれません。苦しい道こそ有難いのです。その道を歩み続けるうちに、見慣れた道路標識や目印(伝統的な宗教儀式、迷信的概念、生活慣習等)が後へ後へと残されていきます。が、

心の奥では自ら見出して真理を土台とした信念がますます深まりゆくものです。(別のところでは〝霊的進化の旅は孤独なものです。が、行くほどに内なる喜びで心が満たされてまいります〟と述べている───訳者)

 過ぎ去ったことは忘れることです。すでに後ろのものとなりました。前にあるものが大切です。言うまでもなく、今あなたが味わっている結果を生み出した原因は過去にあります。しかし同時にあなたは、これから結果を生み出す原因を今作りつつあるのです。良いタネを蒔くように努力なさることです。

月並みなことを申すようですが、やはり真実です。取り越し苦労はいけません。心配は無知から生じます。真理の光の中で生きることです。

  地上というところは、あなたがこれまで大勢の人にいろいろとお世話になったように、他人のために自分を役立てるためのチャンスを与えてくれるようになっております。道は必ず開かれます。あなたは人間である以上いろいろと間違いを犯します。弱点をお持ちです。

長所ばかりではありません。人間味の本質は欠点があるということなのです。だからこそ地上へ来ているのです。
 
 その地上において完全を成就するということは不可能です。しかし、いずれは生活することになる次の世界に備えて、その地上にいるうちに教訓を身につけていくのです。

(ここでその日のゲストの二人がお礼の言葉を述べかけると、それを制して〝私への感謝は無用です〟と言い、その理由をこう説明する───)

 私が感謝をお断りするのは、私が非常にいけないと思っている傾向をたびたび見てきているからです。いわゆる指導霊信仰というのがそれです。指導霊というのは崇拝の対象とされることを望まないものなのです。唯一崇拝の対象とすべきものは宇宙の大霊すなわち神です。

無限なる霊であり、至高の創造主であり、光と愛と叡智と真理とインスピレーションの極致です。本来はそれに向けられるべき崇拝の念を私の様なお門違いのところへ向けられては困るというに過ぎません。

 私は全知識の所有者ではありません。霊的進化の終点まで到達したわけではありません。まだまだ辿らねばならない道が延々と続いております。ただ、あなた方地上の人間に比べれば幾らかは年季が入っておりますので、私を豊かにしてくれることになった霊的真理を幾つか知っております。

 その知識を受け入れる用意のできている地上の人たちと分かち合うために、私はこれまで辿ってきた道を後戻りしてまいりました。私はまだまだ完全ではありません。

相変わらず人間味を残しておりますし、間違いも犯します。しくじることもあります。しかし私は、授かった真理をなるべく多くの人たちにお届けするために、私なりの最善を尽くす所存です。

 こうして人のために役立つ仕事にたずさわれるのは光栄なことです。幸いなことに私は、地球浄化の大事業の推進に当たっている霊団からの指示を仰ぎつつ真理を語ることを許されています。

その霊団がいわば大本営なのです。霊界の政庁に属する高級神霊たちであり、造化の大霊の意志の推進という重責を担っているのです。その手先である私を通じて、たった一人でも真理の光を見出すことができれば、私にとって大きな喜びです。

───あなたがもう一度肉体をまとって誕生なさる可能性はありますか。

 ありません、私はもう二度と再生はしません。私にとって地上の年季奉公はもう終わっています。こうして戻ってきたのは皆さんを始め地上の人々の力となり、絶対に裏切ることのない霊的摂理と真理とをお教えするためです。

人間が地上を仮の宿とした霊的存在であることをお教えして元気づけてあげたいと思っているのです。その真理の啓示を受けられた皆さんは幸せ者です。その啓示によって人生の視野が一変したことを感謝しなくてはいけません。

 私も幸せ者です。お届けする高級界からの教えを受け入れて下さる方をこれほど多く見出すことができたのですから。その教えの中には貴重な真理がぎっしりと詰まっているのですが、問題はその価値を知るにはそれだけの受け入れ準備ができていなければならないということです。

 
Silver birch self-introduction

My name is not Silver Birch. This is the name of a former Indian spirit on earth that acts as a kind of transformer that allows me to lower vibrations and make contact with the earthly world. 
In any case, the name doesn't matter. As far as I am concerned, the name is of no value. I have never revealed the name of the earthly era.

I am not a Red (American) Indian in the ground age. He is from another ethnic group, much older than this Indian. At the end of spiritual evolution, we have reached a stage where we never have to return to the earth.

There is something that should be called the "God Office" in the upper part of the spirit world. Belonging to it is a spirit that has evolved exceptionally, a high-class spirit. Its job is to gracefully advance the planned creative evolution plan.

The shrine called me and asked me to temporarily deposit what I had gained from the evolution so far, get as close to the earth as possible, and work as a messenger for the high-ranking spirits. It was.

My role is to relay the teachings of the guiding spirits and deliver them to as many people as possible who are ready to accept them. I was happy to accept the request. That is my mission, which I have been involved in for nearly half a century.

For that job, I had to learn English, the language of this country. The language I was speaking on earth was not English. Therefore, at the time of departure, the spirit guide told me that in order to work on earth, I had to master English well and study its grammar and syntax well. 
There was one problem for me. It means that the spirit medium of the spirit world is necessary for contact with the earth. It was impossible for me to come into direct contact with the medium on earth. That's because the evolutionary steps I've reached and those of the medium are so different that the wavelengths don't match. So I needed another person, the equivalent of a transformer.

The trance prepared by the guiding spirits was the spiritual body of the spirit that belonged to the Red Indians on the ground. It was the most appropriate medium to convey the teachings given to me to the earth.

I think Indian civilization is superior to white civilization, but I do not say that it has no flaws or brutal elements. However, I think that the responsibility for introducing a villainous civilization must be largely attributed to white people.

Of course, there is no such thing as a perfect race. If it were perfect, it would not exist on the ground. Indians also had their drawbacks, but they made a contribution unique to that race. Ethics and morals had a high degree. He knew the importance of nature well, understood spiritual providence well, and had a very strong sense of compatriots among races.

Indians were familiar with psychic laws and had a good understanding of their effects. There was also a deeper awareness of spiritual laws. As with all humans in the spirit world, Indians were also faced with causality and were compensated and punished for all events in earthly life.

No one can escape from the providence of nature. Every nation, every nation, every culture makes a decent contribution to improving the earthly world. It's like a big orchestra. Each instrument plays each and creates a beautiful harmony as a whole.

Even the undeveloped or barbaric people have a certain role in the opening large organization. No matter where you are on earth or any human being, you are still a spiritual being.

Without exception, it possesses spiritual nature, which unites all humankind as a family of spirits. Differences in skin color, language, ethnicity, nation, etc. are not as many as oneness on the basis of spirituality.

I am not the spirit at the top of evolution who never makes mistakes. That is not possible. Evolution is an eternal process. There is no period that this is complete. The more we improve, the more we know that there is still room for improvement.

We deliver the noble truths taken from the treasure trove of divine wisdom and inspiration. However, we are not trying to force you to believe it. I'm not telling you to do what we say. Nor does it assert that there is no better way to harmonize with the spirits of the universe.

What we affirm, and with all our utmost thought, is that spiritual truth can withstand no matter how rigorous reason, intellect, and experience are tested. No matter what you disagree with what I say, don't worry about being punished.

God gives humans free will within a certain limit. It's not a puppet. I have intelligence. I have reason. They have the ability to make their own decisions, make decisions, reflect, form their own opinions, and learn wisdom from their experiences.

We want to get your support and cooperation through that ability. It is a problem if you remember the repulsion. Reason is one of the important abilities given by God.

Everything in life has two sides. If there is light, there is darkness. If you have peace, you will have a hard time. If it's just a sunny day, you won't know how grateful it is. Sometimes you can learn something through an unpleasant experience.

When you come here and look back on your life on earth, you will surely think like this. "I learned the most important lesson not when life was easy, but when storms blew, thunder roared, lightning ran, the sun was blocked by clouds, and everything seemed dark and hopeless."

It is only in the midst of adversity that the soul has the potential to be inherent. Spirituality is not refined in a carefree life. Thank you for the difficult road. As you continue on that path, familiar road signs and landmarks (traditional religious ceremonies, superstitious concepts, lifestyle practices, etc.) will be left behind. But,

In the depths of my heart, the beliefs that I find myself and are based on the truth deepen more and more. (Otherwise, the journey of spiritual evolution is lonely, but the more you go, the more your heart will be filled with inner joy. ─── Translator)

Forget what has passed. It's already behind. What is in front is important. Needless to say, the cause of the results you are experiencing now is in the past. But at the same time, you are now creating a cause for future results. Make an effort to sow good seeds.

It seems to say something normal, but it's still true. Don't have a hard time moving. Worries arise from ignorance. To live in the light of truth.

The place on the ground gives you a chance to help yourself for others, just as you have taken care of many people. The road is always open. As long as you are human, you make many mistakes. I have a weakness.

Not only the strengths. The essence of humanity is that it has drawbacks. That is why we are on the ground.

It is impossible to achieve perfection on that ground. However, we will learn lessons while we are on the ground in preparation for the next world in which we will live.

(Here, when two of the guests of the day say thank-you words, they control it and say "thank you to me is useless" and explain the reason as follows ───)

I refuse to thank you because I often see trends that I think are very bad. That is the so-called spirit guide belief. The guiding spirit does not want to be the object of worship. The only thing that should be worshiped is the spirit of the universe, or God.

He is an infinite spirit, the Supreme Creator, the culmination of light, love, wisdom, truth and inspiration. It's just a problem if the worship that should be directed to it is directed to a misplaced place like me.

I am not the owner of all knowledge. We have not reached the end of spiritual evolution. There are endless roads to follow. However, since you are somewhat older than the humans on earth, I know some of the spiritual truths that have enriched me.

In order to share with the people on earth who are ready to accept that knowledge, I have gone back the path I have taken so far. I'm still not perfect.

I still have a human touch and make mistakes. It can be a mess. However, I will do my best to reach as many people as possible with the truth I have received.

It is an honor to be involved in a work that is useful for people in this way. Fortunately, I am allowed to speak the truth with instructions from the spiritual corps that is promoting the big project of earth purification.

The spirit group is, so to speak, the Imperial Headquarters. They are high-class spirits belonging to the government offices of the spirit world, and bear the heavy responsibility of promoting the will of the spirit of creation. It would be a great pleasure for me if even one person could find the light of truth through me, who is my minion.

─── Is it possible that you will be born again wearing your body?

No, I will never play it again. For me, the indentured servitude on earth is over. I have returned in this way to help you and the people of the earth, and to teach you spiritual providence and truth that will never betray. 
I would like to teach and cheer up human beings as spiritual beings who have made the earth a temporary inn. Everyone who has received the revelation of the truth is happy. We must be grateful that the revelation changed our horizons in life.

I am also a happy person. We were able to find so many people who accepted the teachings from the high-class world that we would like to deliver. The teachings are packed with precious truths, but the problem is that you must be prepared to accept them in order to know their value.

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