ああ、真白き大霊よ。あなたは無限なる霊であるがゆえに、あらゆる定義と説明を超越した存在であらせられます。いかなる書物も、いかなる礼拝所も、いかなる建造物も、いかなる言語も、あなたのすべてを包含することはできず、あなたを完全に解き明かすことはできません。
過ぎ去りし時代には、特別な才能に恵まれた数少ない者たちが、見えざる世界からのインスピレーションを受け取り、天上界とその住人の生活を垣間見てまいりました。しかし、そのインスピレーションは霊能者たちの精神的ならびに霊的進化の制約を受けざるをえなかったため、あなたについての理解は歪められ、不正確・不完全なものにとどまることになってしまいました。
今、私たちは、ほんの一握りの者ではなく、多くの霊能者を通して全宇宙の背後に控える無限なる霊的存在について、より真実に近い概念を啓示しようと努めております。絶対的な支配力を有する大自然の摂理の存在を教え、その摂理には例外も変更も廃止もないことを説いております。そしてその絶対的な摂理が、物質の世界だけでなく全生命界をも支配しており、生命活動のあらゆる側面が摂理によって統制され、すべてがその支配下にあることを解き明かしているのでございます。
こうして無限なる霊によって創案され、愛と叡智を通して働いている摂理は、宇宙の生命活動のすべてを認知しております。地上で生活する人類もまた、その支配の中にあるのでございます。全生命を創造したあなたの霊が、地上の子供たちの一人ひとりに宿っており、その神聖なる絆は永遠に切れることはありません。あなたと子供たちを結びつけている絆は、墓場を越えて霊界においても永久に存在し続けるのでございます。
もしも、あなたの子供たちがあなたを正しく理解するならば、彼らは自らを正しく理解することができるようになり、自分自身の内にあなたの完全性のひな型を見いだすことになるのでございます。それは今、子供たちの中で、より大きな表現へ向けて呼び覚まされるのを待ちながら、居眠りしているような状態で潜在しております。
生命の法則について深く知るようになるにつれて、あなたの子供たちは自分自身の行為を正し、内部の神性をより多く発現できるようになります。そして子供たちは平安と静寂の中で、力と自信の源を見いだすことになるのでございます。
人間は霊の資質を開拓することにより、高遠の世界の進化せる霊たちとの、より豊かな交わりが得られるようになります。そしてそれまで霊たちが蓄積してきた知識と叡智がふんだんにもたらされ、それが地上を公正で豊かで、もっと美しい場所にするための助けとなるのでございます。
それによって地上世界の悲劇と悲しみと不安は、消滅するようになってまいります。なぜなら、無知に代わって知識が支配し、健康が病気を駆逐し、慰めが悲哀にとって代わり、永い間、暗黒が支配してきた場所に真理の光が灯されることになるからでございます。そうした目標に向けて私たちは、あなたの子供たちのために献身している大勢の仲間たちとともに、努力しているところでございます。
ここに、人々への奉仕を願う、あなたの僕の祈りを捧げます。
Oh, The Great White Spirit. Because you are an infinite spirit, you can be transcendental to all definitions and explanations. No book, no place of worship, no building, no language can embrace all of you and cannot fully unravel you.
In the bygone era, a few people with special talents have taken inspiration from the invisible world and have glimpsed the lives of the heavenly world and its inhabitants. However, that inspiration was forced to be constrained by the spiritual and spiritual evolution of psychics, distorting their understanding of you and leaving it inaccurate and incomplete. rice field.
Now we are trying to reveal a more truthful notion of the infinite spiritual beings behind the entire universe through many psychics, not just a handful. It teaches the existence of the providence of nature, which has absolute control, and explains that there are no exceptions, changes, or abolitions to that providence. And that absolute providence governs not only the world of matter, but the entire world of life, revealing that every aspect of life activity is controlled by providence and that everything is under its control. ..
Providence, thus created by the infinite spirit and working through love and wisdom, recognizes all life activities in the universe. Mankind living on earth is also under its control. Your spirit, who created all life, dwells in each of the children on earth, and their sacred bond never breaks. The bond that connects you and your children will continue to exist forever in the spirit world beyond the graveyard.
If your children understand you correctly, they will be able to understand themselves correctly and will find a model of your integrity within themselves. It is now latent in children, waiting to be awakened for greater expression, as if they were dozing.
As you become more familiar with the laws of life, your children will be able to correct their actions and develop more of their inner divinity. And children will find a source of strength and self-confidence in peace and silence.
By cultivating spiritual qualities, human beings will be able to obtain richer fellowship with the evolving spirits of the high-altitude world. And the knowledge and wisdom that the spirits have accumulated up to that point will be brought abundantly, which will help to make the earth a fair, affluent and more beautiful place.
As a result, the tragedy, sadness and anxiety of the earthly world will disappear. For knowledge will dominate instead of ignorance, health will drive illness, comfort will replace sorrow, and the light of truth will be lit in places where darkness has long dominated. We are working towards that goal with a large number of colleagues who are dedicated to your children.
Here is the prayer of your servant for service to the people.
Saturday, July 31, 2021
シアトルの夏 シルバーバーチの祈り 全生命を創造したあなたの霊が、The Great Spirit, who created all life,
Wednesday, July 28, 2021
シアトルの夏 霊的な援助は必ず背後霊を通して届けられるのでしょうか Is spiritual help always delivered through the Guardian spirit
「霊的な援助は必ず背後霊を通して届けられるのでしょうか―大霊が直接関与するのではなくて」
「大霊による直接の関与などというものは絶対にありません。あなた方が想像なさるような意味での人間的存在ではないのです。
そうではなくて“ヤコブのはしご”(旧約聖書)の話に象徴されているように、最低のものから最高のものへと至る霊的階梯があって、そこに無数の中間的存在がいるのです。
上へあがるほど、より神性を帯びた意志と叡智を表現しております。
ですから、人間が心を開き、霊性を開発し、向上するにつれて、より大きな霊力、より大きな知識、より大きな理解力をそなえた高級な存在と連絡が取れるようになるわけです。
みな大霊の僕(しもべ)として、この全大宇宙の人間的存在の向上を援助する仕事に、自発的にたずさわっているのです。
こちらの世界では、向上進化が進むほど、自分が得たものを他に施すべきであるとの自覚が強くなるのです。
シルバーバーチ
"Is spiritual help always delivered through the Guardian spirit-rather than the ghosts being directly involved?"
"There is absolutely no direct involvement by the Great Sprit. It is not a human being in the sense you can imagine.
Instead, as symbolized by the story of the "Jacob's Ladder" (Old Testament), there is a spiritual hierarchy from the lowest to the highest, with a myriad of intermediaries. is. The higher you go, the more divine will and wisdom you express.
So, as humans open their minds, develop and improve their spirituality, they will be able to reach out to higher beings with greater spiritual power, greater knowledge, and greater understanding. As servants of the Great Spirit, they are all voluntarily involved in the work of helping to improve the human existence of this entire universe. In this world, the more you improve and evolve, the more you realize that you should give something else that you have gained.
Tuesday, July 20, 2021
シアトルの夏 パーソナリティとインディビジュアリティ personality and individuality
「パーソナリティとインディビジュアリティとを区別して理解しないといけません。
パーソナリティというのは、永遠の実在であるインディビジュアリティが地上生活中に見せる特殊な側面にすぎません。
インディビジュアリティとしては霊的意識体は無始無終に存在しております。が、それが地上に顕現するためにはパーソナリティという地上的形態を持たねばなりません。
つまりパーソナリティというのはインディビジュアリティが物的身体を通して顕現している部分で、いわばマスクであって、本当の顔ではありません。
あくまでも地上だけの人物像であり、内的実在の物的表現にすぎません」
「パーソナリティとインディビジュアリティとを区別して理解しないといけません。パーソナリティというのは、永遠の実在であるインディビジュアリティが地上生活中に見せる特殊な側面にすぎません。
インディビジュアリティとしては霊的意識体は無始無終に存在しております。が、それが地上に顕現するためにはパーソナリティという地上的形態を持たねばなりません。
つまりパーソナリティというのはインディビジュアリティが物的身体を通して顕現している部分で、いわばマスクであって、本当の顔ではありません。
あくまでも地上だけの人物像であり、内的実在の物的表現にすぎません」
「となると、再生する目的は、そのパーソナリティを大きくするためでしょうか、インディビジュアリティの方ではなくて……」
「必ずしもそうとは言えません。
再生するのはインディビジュアリティの別の部分であることがあるからです。その新しい部分による地上体験によって、全体のインディビジュアリティの開発が促進されるわけです。
インディビジュアリティはパーソナリティよりはるかに大きいのですが、この“大きい”というのは霊的な意味でのことでして、その意味はどう説明したところで、地上の人間には理解していただけません」
「では、あなたの知っている方で、この地上へ再生して行った人がいますか」
「います、沢山います。ですが、(上の説明でもわかる通り)それを証明してあげるわけにはいきません。わたしの言葉を信じていただくほかはありません。もちろん、否定なさってもかまいません。真理は、否定されたからといって、いささかも影響はうけません」
シルバーバーチ
"We have to distinguish between personality and individuality. Personality is just a special aspect that eternal existence individuality shows in life on earth. It is spiritual as individuality. The conscious body exists endlessly, but in order for it to manifest on the earth, it must have the earthly form of personality. In other words, personality means that individuality is through the physical body. It's a manifestation, so to speak, a mask, not a real face. It's just a figure on the ground, it's just a physical expression of the inner reality. "
"When it comes to that, maybe the purpose of the reproduction is to increase that personality, not the individuality ..."
“This is not always the case, because it can be another part of the individuality that regenerates. The ground experience of that new part facilitates the development of the overall individuality. Individuality is much greater than personality, but this "greater" means spiritually, and no matter how you explain it, humans on earth cannot understand it. "
"Then, is there anyone you know who has regenerated to this earth?"
"Yes, there are many, but (as you can see from the explanation above) I can't prove it. I have to believe my words. Of course, I can deny it. Hmm. The truth is not affected at all just because it is denied. "
Silver Birch
Sunday, July 18, 2021
シアトルの夏〝神(ゴッド)〟は完全無欠ですか? Is "God" perfect?
〝神(ゴッド)〟は完全無欠ですか?
「あなたがおっしゃる神が何を意味するかが問題です。私にとって神とは、永遠不変にして全知全能の、摂理として顕現している宇宙の大霊です。その摂理に、私はいかなる不完全さも不備も見つけたことがありません。
原因と結果の連鎖関係が完璧です。この複雑を極めた宇宙の全生命活動のあらゆる側面において、完璧な配慮が行きわったっております。
例えば、強大から極微までの無数の形と色と組織を持った生物が存在し、その一つ一つが完全なメカニズムで生命を維持している事実に目を向けていただけば、神の法則の全構図と全組織とがいかに包括的で完全であるかを認識なさるはずです。
私にとっては神とは法則であり、法則がすなわち神です。ただ、あなた方人間は不完全な物質の世界に生活しておられるということです。
物質の世界に生きておられる皆さんは、今のところその物質すら、たった五つの物的感覚でしか理解できない限られた条件下で、限りある精神を通して自我を表現しておられるわけです。物的身体に宿っているかぎりは、その五感が、周囲の出来ごとを認識する範囲を決定づけます。
それゆえに、あなた方は完全無欠というものを理解すること自体が、そもそも不可能なのです。五感に束縛されている限りは、神の存在、言いかえれば、神の摂理の働きを完全に理解することは不可能ということになります。
その限界ゆえに、摂理の働きが不完全であるかに思えることがあるかもしれませんが、知識と理解が増し、より深い叡智をもって同じ問題を眺めればそれまでの捉え方が間違っていたことに気づきはじめます。
物質の世界は進化の途上にあります。その過程の一環として、時には静かな、時には波動を作った、さまざまな発展的現象があります。それは地球を形成していく為の絶え間ない自然力の作用と反作用の現れです。
常に照合と再照合が行われるのです。存在していくための手段として、その二つの作用は欠かせない要素なのです。実に複雑なのです」
神は完全だとおっしゃいましたが、われわれ人間が不完全であれば神も不完全ということになりませんか。
「そうではありません。あなた方は完全性を備えた種子を宿しているということです。その完全性を発揮するための完全な表現器官をそなえるまでは、完全にはなり得ないということです。現在のところ、その表現器官がきわめて不完全です。
進化して完全な表現器官、つまり完全な霊体をそなえるに至れば、完全性を発揮できるようになりますが、それには無限の時を要します」
ということは、神のすべての部分が完全の段階に至るのにも無限の時を要するということでしょうか。
「違います。神は常に完全です。ただ、現在物質の世界に人間という形態で顕現されている部分の表現が不完全だということです。それが完全な表現を求めて努力しているわけです」
シルバーバーチ
Is "God" perfect?
"The question is what God you are saying. To me, God is the spirit of the universe that is eternally immutable, omnipotent, and manifested as providence. In that providence, I have no imperfections. I have never found any deficiencies.
The chain of cause and effect is perfect. Perfect consideration has been given to all aspects of all life activities in this extremely complex universe.
For example, if you look at the fact that there are innumerable creatures with shapes, colors, and tissues ranging from mighty to micro, and each one sustains life by a perfect mechanism, the law of God You will recognize how comprehensive and complete the whole composition and the whole organization are.
For me, God is the law, and the law is God. However, you humans live in a world of imperfect matter.
Everyone living in the world of matter is expressing the ego through a limited spirit under the limited conditions that even that matter can be understood with only five physical senses so far. As long as you live in your physical body, your five senses determine the extent to which you recognize the events around you.
Therefore, it is impossible for you to understand perfection in the first place. As long as we are bound by our five senses, it is impossible to fully understand the existence of God, in other words, the work of God's providence.
Because of its limitations, it may seem that the work of providence is incomplete, but with increased knowledge and understanding, and looking at the same problem with deeper wisdom, the previous perception was wrong. I will start to notice.
The world of matter is in the process of evolution. As part of that process, there are various evolving phenomena that are sometimes quiet and sometimes wave-like. It is a manifestation of the constant action and reaction of natural forces to form the Earth.
There is always matching and rematching. These two actions are indispensable elements as a means to exist. It ’s really complicated. ”
You said that God is perfect, but if we humans are imperfect, isn't God imperfect?
"No. You are harboring seeds with perfection. You cannot be perfect until you have the perfect organ of expression to exert that perfection. At present, its expression organ is extremely imperfect.
When we evolve to have a perfect organ of expression, a perfect spiritual body, we will be able to exert perfection, but it will take an infinite amount of time. "
Does that mean that it will take an infinite amount of time for all parts of God to reach the perfect stage?
"No. God is always perfect. However, the expression of the part that is currently manifested in the form of human beings in the physical world is incomplete. That is the effort for perfect expression. "
Silver Birch
Friday, July 16, 2021
シアトルの夏 ベールの彼方の生活 種の起源 Origin of species
種の起源 一九一三年十一月二五日 火曜日
人間に少しでも信仰心があれば、こうして貴殿の精神と手を使って書き記したものを理解することが出来るであろうが、残念ながら物事の霊的真相を探り、それを真実であると得心しうる者は多くは見当たらない。これまでの永い人類の歴史においてそうであり、これからの遠き未来までもそうであろう。
それは事実であるが、更にその先へ目をやれば、吾々の目には遠い遠い未来において人間世界が今日より遥かに強い光の中を歩みつつあるのが見える。
その時代においては吾々と人間とがいかに身近な関係にあるかについて、書物の中のみならず実際の日常生活の中において理解し得心することであろう。
差し当たっては、警戒と期待のうちに吾々の力の及ぶかぎりの努力をし、たとえ吾々の望み通りの協調関係が得られず、無念の思いを断ち切ることが出来ずとも、一歩一歩と理想の関係に近づきつつあり、万事が佳きに計られているとの確信を抱くのである。
さて現在の貴殿との仕事のことであるが、吾々としては成るべくならば物事が活撥に進行しているこの〝昼〟の時代に多いに進行させたい。何となれば〝夜〟 の時代が到来すれば貴殿は明日の時代を思うであろうが、その明日はもはや今日とは異なる。
いろいろと可能性を秘めてはいても今と同じほどのことが出来るとは限らない。故に現在のこの良い条件の整っている時期に出来るかぎりのことをしようではないか。そうすれば吾々二人により広き界層が開かれた暁に、更に良い仕事が為し得ることになろう。
人間が理解している科学は吾々の理解している科学と軌を一にするものではない。何となれば吾らは霊的根源へ向けて深く探求の手を伸ばすからである。地上の科学は今やっと霊的根源を考慮しはじめたばかりである。
吾々は互いにようやく近づきつつあるわけである。と言うよりは、地上の現象の意味を探る者の中に、吾々の手引きによって、より高くそしてより深い意味へと近づきつつある者がいると述べた方が正しかろう。
このことを吾々は有難きことと思う。そしてそのことがこれまでの道を更に自信を持って歩ませてくれる。吾々は人間がきっと付いてきてくれるとの確信を持っており、それだけに賢明にそして巧妙に手引きせねばならないのである。
さて私はこれより、人間が〝種の起源〟と呼んでいるところのものについて、その霊的な側面を少しばかり説いてみたいと思う。が、結論から申せば、動物的生命の創造の起源は物質界にあらずして吾々の天界に存在する。
こちらへ来て吾々が学んだことは、宇宙が今日の如き形態の構成へ向けて進化の道を歩み始めた時、その監督と実践とを受け持つ高き神霊が更に高き神霊界より造化の方針を授かり、その方針に基いて彼らなりの知恵を働かせたということである。
その時点においては未だ天界には物的表現としての生命の形態と知能の程度に多様性があったと想像される。そして結果的にはその発達を担当すべく任命された神霊の個性と種別を反映させていくことに決定が下された。
そしてその決定に沿って神の指示が発せられた。なぜかと言えば、計画が完了した時、総体的にはそれで結構であるとの神の同意が啓示されたのであって、その時点ですでに完璧ということではなかったのである。
ともかくも宇宙神が認可を下され、更に各神霊がそれぞれの才覚と能力に従って神の意志を反映させていく自由を保証されたということである。
かくして動物、植物、鉱物のさまざまな種と序列、そして人類の種族と民族的性格とが生まれた。そしていよいよ造化が着手された時、宇宙神は改めて全面的是認を与えた。聖書風に言えば神がそれを〝なかなか結構である〟と仰せられたのである。
が、造化に直接携わる神霊はいかに霊格が高いとはいえ全知全能の絶対神には劣る。そして宇宙の経綸の仕事はあまりに大きく、あまりに広いが故に僅かな不完全さが造化の進展に伴って大きくなって行った。
それが単純な知能、特に人間の如き低い階層の知能には事さらに莫大にそして巨大に見えたのである。何となれば、小さくそして未発達な知性には善と悪とを等しく見ることが出来ず、むしろ邪悪の方が目に止まりやすく、善なるものが余りに高尚にそして立派に思えて、その意義と威力を掴みかねるのである。
が、人間が次のことを念頭に置けば、その不完全さの中にも驚異と叡智とが渾然として存在することが容易に納得がいくことであろう。それはこういうことである。海は海洋動物だけのために造られたのではない。空は鳥たちだけのために造られたのではない。
それと同じで、宇宙は人間だけのために創造されたのではないということである。人間は海にも空にも侵入し、そこをわが王国のように使用している。それは一向に構わない。
魚や鳥たちのものと決まってはいないからである。より強力な存在が支配するのは自然の理であり、地上では人間がそれである。人間は自他共に認める地上の王者であり、地上を支配する。神がそう位置付けたのである。
が、宇宙には人間より更に偉大な存在がいる。そして人間がその能力と人間性の発達のために下等動物や植物を利用する如く、さらに偉大なる存在が人間を使用する。
これは自然であり且つ賢明でもある。何となれば大天使も小天使も、更にその配下のもろもろの神霊も所詮は絶対神の配下にあり、常に発達と修養を必要としている点は人間と同じだからである。
その修養の手段と中身は、人間との霊格の差に応じて、人間が必要とするものとは本質と崇高性において自ずと差がなければなるまい。人間であろうと天使であろうと、内部に宿す霊力に応じて環境が定まり構成されていく点は同じなのである。
人間はその点をよく銘記し、忘れぬようにしなければならない。そうすれば自由意志という生得の権利の有難さを一層深く理解することであろう。これは天界のいかなる神霊といえども奪うことは出来ない。かりに出来るとしても敢えて奪おうとはしないであろう。
なぜなら、自由意志を持たぬ人間では質的に下等な存在に成り下がり、向上進化の可能性を失うことになるからである。
さて、こうした教説を読んで、これでは人間は上級界の神霊が己れの利益のために使う道具に過ぎないのではないかと思う者もいるであろう。が、その考えは誤りである。その理由は今述べたことにある。
すなわち人間は自由意志を持つ存在であり、これより先も常にそうあらねばならぬということである。
それのみではない。上級界において神に仕える者を鼓舞する一大霊力が〝愛〟であるということもその理由である。彼らを血も涙もなき暴君と思ってはならない。
威力というものを圧力と並べて考えるのは地上での話である。天界に在っては威力は愛の推進力のことであり、威力ある者はその生み出す愛も強力となるのである。
更に申せば、悪との戦いの熾烈にして深刻な者には、その試練を経た暁に栄光と高き地位(くらい)とが約束されていることを教えてやるがよい。
何となれば、その闘いの中にこそ、人類が天界の政庁における会議への参列を許され、造化の仕事の一翼を担い、開闢(かいびゃく)頭初に定められた方針に沿って全宇宙の救済の大事業に参加する資格の確かな証しが秘められているからである。
その仕事は勇気ある人間ならば喜び勇んで取り組むことであろう。何となれば、その者は次のことくらいは理解するであろうからである。
すなわちその者は高き神霊が天界において携わるのとまさに同じ仕事に、この地上において、そしてその者なりの程度において携わっているということである。そうと知ればさぞ心躍ることであろうし、意を強くすることであろう。
更に又、その者の仕事は吾々の仕事と一つであり、吾らの仕事がすなわちその者の仕事であることを知り、互いに唯一の目的すなわち地上の全生命、全存在の向上へ向けて奮闘していることを知れば、イザという時に思慮深く適度な謙虚さと素直な信頼心を持って援助を求めれば、吾々はすぐにそれに応ずる用意があることに理解がいくことであろう。
吾々はそういう人間──悪との闘争の味方であり宇宙の最前線における同志──を援助することに最大の喜びを覚えるからである。
この真理の大道を惜しくも踏み外せる者たちのその後の見るも哀れな苦しみは、吾々が貴殿より多く見ている。が、吾らは絶望はしない。この仕事の意義と目的とが貴殿たちより鮮明に見えるからである。
その視野から眺めるに、人間も何時の日かそれぞれの時を得てこの高き霊界へと至り、恵まれた環境の中にて更に向上し続けることであろう。
Origin of species
Tuesday, November 25, 1913
If humans have any faith, they will be able to understand what they have written with your spirit and hands, but unfortunately they have explored the spiritual truth of things and found it to be true. I can't find many who can think of it. This has been the case in the long history of mankind, and will be the case in the distant future.
That is true, but if we look further, we can see that in the distant future, the human world is walking in a much stronger light than it is today.
In that era, we will understand and be confident about how close we are to humans, not only in books but also in our daily lives.
For the time being, we will do our best with caution and expectation, step by step, even if we cannot get the cooperative relationship we want and cut off our regrets. We are approaching the ideal relationship, and we are confident that everything is being measured well.
Now, regarding the current work with you, we would like to do more in this "daytime" era when things are progressing to life, if possible. When the "night" era arrives, you will think of tomorrow's era, but that tomorrow is no longer today.
Even with all the potential, it's not always possible to do as much as it does now. So let's do as much as we can during this good time of the day. Then, when the wide world is opened by the two of us, we will be able to do a better job.
The science that humans understand is not in line with the science that we understand. Because we reach out deeply into the spiritual roots. Earth science is only just beginning to consider spiritual roots.
We are finally getting closer to each other. Rather, it would be more correct to say that some of those who seek the meaning of phenomena on earth are approaching higher and deeper meanings by our guidance.
We are grateful for this. And that makes us even more confident in our path. We are confident that humans will follow us, and we must guide them wisely and cleverly.
Now, I would like to explain a little about the spiritual aspect of what humans call the "origin of the species". However, from the conclusion, the origin of the creation of animal life exists not in the physical world but in our heavenly world.
What we have learned by coming here is that when the universe begins to evolve toward the composition of today's form, the high spirits responsible for its supervision and practice will be created from the higher spirit world. It means that they used their own wisdom based on that policy.
At that time, it is conceivable that the heavens still had a variety of forms of life as physical expressions and the degree of intelligence. As a result, it was decided to reflect the individuality and type of the spirit appointed to take charge of its development.
And God's instructions were issued according to that decision. The reason is that when the plan was completed, God's consent was revealed that it was all right, and by that time it was no longer perfect.
In any case, the cosmic god was approved, and each spirit was guaranteed the freedom to reflect the will of God according to his or her talents and abilities.
Thus, various species and ranks of animals, plants and minerals, as well as the race and ethnic character of mankind were born. And when the creation was finally started, the universe god gave full approval again. In Bible terms, God said it was "quite fine."
However, the spirits directly involved in the creation are inferior to the omnipotent and omnipotent absolute gods, no matter how high the spirituality is. And the work of the universe was so big that it was so wide that slight imperfections grew with the progress of the creation.
It seemed even more enormous and enormous to simple intelligence, especially to lower levels of intelligence such as humans. After all, good and evil cannot be seen equally in small and underdeveloped intellect, but rather evil is more noticeable, and good seems too noble and respectable, and its significance. It cannot grasp the power.
However, if human beings keep the following in mind, it will be easy to understand that wonder and wisdom exist in their imperfections. That's what it is. The sea was not created solely for marine animals. The sky wasn't created just for birds.
In the same way, the universe was not created just for humans. Humans invade the sea and the sky and use it like our kingdom. It doesn't matter at all.
This is because it is not decided that it belongs to fish and birds. It is the natural reason that the stronger beings dominate, and on earth it is humans. Human beings are kings of the earth who recognize themselves and others, and rule the earth. God positioned it that way.
However, there are even greater beings in the universe than humans. And just as humans use lower animals and plants for their abilities and development of humanity, even greater beings use humans.
This is both natural and wise. This is because archangels, small angels, and all the spirits under their control are under the control of an absolute god, and they are the same as human beings in that they always need development and training.
The means and contents of the training must naturally differ from what humans need in essence and sublime, depending on the difference in spirituality with humans. Whether it is a human being or an angel, the environment is determined and composed according to the spiritual power that resides inside.
Humans must keep that point in mind and remember it. Then we will have a deeper understanding of the value of the innate right of free will. It cannot take away any spirit in heaven. Even if I could do it, I wouldn't dare to take it away.
This is because humans without free will become qualitatively inferior and lose the possibility of improvement and evolution.
Now, reading these doctrines, one might think that human beings are nothing more than tools used by the spirits of the higher world for their own benefit. But the idea is wrong. The reason is just mentioned.
In other words, human beings have free will and must always do so beyond this.
Not only that. The reason is that "love" is the great spiritual power that inspires those who serve God in the higher world. Don't think of them as bloodless and tearless tyrants.
It is a story on the ground to think of power side by side with pressure. In heaven, power is the driving force of love, and those who are powerful also have the power they produce.
Furthermore, it is better to teach those who are fierce and serious in the fight against evil that glory and high status (about) are promised at the time of the trial.
It is in that struggle that humankind is allowed to attend meetings in heavenly government offices, play a part in the work of creation, and follow the policy set at the beginning of the opening of the universe. This is because there is a solid proof of eligibility to participate in the big project of relief.
A courageous person would be happy and courageous in his work. After all, that person will understand the following:
That is, he is engaged in exactly the same work that the High Spirit is in heaven, on this earth, and to his own degree. Knowing that would be exciting and encouraging.
Furthermore, that person's work is one with ours, knowing that our work is that person's work, and towards each other's only purpose, the improvement of all life on earth, all beings. Knowing that you are struggling, you will understand that if you ask for help with thoughtful, moderate humility and honest trust in the event of Isa, we will soon be ready to respond. ..
We are most pleased to help such human beings-comrades at the forefront of the universe who are allies in the struggle against evil.
We see more of the pitiful suffering that those who can unfortunately miss the path of truth afterwards than you. But we are not in despair. This is because the significance and purpose of this work can be seen more clearly than you.
From that perspective, human beings will reach this high spirit world one day at a time, and will continue to improve in a blessed environment.
Thursday, July 15, 2021
シアトルの春 霊力とはどんなものでしょうか。 What is spiritual power?
霊力とはどんなものでしょうか。
「霊の力は目には見えません。人間界で用いられているいかなる計量器でも計れないものです。長さもなく、幅もなく、高さもなく、重さもなく色もなく、容積もなく味もにおいもありません。
ですから常識的な地上の計量法でいけば霊力というのはこの世には存在しないことになります。つまり実在とは五感で捉えられないものと決めて掛っている唯物的自然科学者とっては、霊力は存在しないことになります。
しかし、愛は目に見えず、耳にも聞こえず、色もなく味もなく寸法もないのに、立派に実感があります。それは深い愛の感動を体験したものが証明してくれます。確かに愛の力は強烈です。しかし、霊の力はそれよりも無限大に強烈です。
あなた方が生き、呼吸し、考え、反省し、判断し、決断を下し、あれこれと思いをめぐらすのも、霊の力があればこそです。物を見、音を聞き、動き回り、考え、言葉をしゃべるのも、霊の力があればこそです。あなた方の行動のすべて、存在のすべては霊の力のお陰です。
物質界のすべて、そしてその肉体も、生命力にあふれた霊力の流入によって、存在と目的と指針と生活とを与えられているのです。
物質界のどこを探しても、意識の秘密は見つかりません。科学者、化学者、医学者がいくら努力してみたところで、生命の根源は解明されません。それは物質そのものの中には存在しないからです。物質は、それが、一時的に間借りしている宿に過ぎません。
霊の力は、あなた方が〝神〟と呼んでいるもの、そのものなのです。もっとも、その神を正しく理解していただけないかもしれませんし、誤解してその意味を限定してしまっておられるかもしれません。ともかくその霊力が、かつては火の固まりであったものを今日ご覧になっておられるような生命あふれる緑の地球にしたのです。
その霊力が土塊から身体をこしらえて、それに生命を吹き込んだのです。魂がまとう衣服です。地上のあらゆる生命を創造し、自然界のあらゆる動き、あらゆる変化を支配し、四季を調節し、一粒の種子、一本の植物、一輪の花、一本の樹木の成長にまで関与している力、要するに千変万化の進化の機構に全責任を負っているのが、霊力なのです。
それが雄大であるゆえんは、物質界に限られていないところにあります。すなわち無数の物的現象を通じて絶え間なく働いているだけでなく、見えざる世界の霊的活動のすべて、今のあなた方には到底その存在を知ることのできない、幾重にもつながった高い界層、そしてそこで展開する、これまたあなた方の想像を絶した光輝あふれる生命現象に至るまで、その霊力が支配しているのです。
しかし、いかに雄大であっても、あるいは、いかにその活動が驚異的であるといっても、それにも制約があります。すなわち、それが顕現するには、それが適した器、道具、霊体、通路、霊媒───どうお呼びになっても構いません───そうしたものが無ければならないということです。
壮大な霊の流れも、そうしたものによる制約を受けるのです。地上にどの程度のものが流れ込むのかは、人間側が決定づけるということになります。
私がつねづね、心配の念をはらいなさい、自信を持ちなさい、堅忍不抜の精神で生きなさい。神は絶対にお見捨てにならないから、と申し上げてきたのは、そうした雰囲気、そうした条件のもとでこそ霊力が働きやすいからです。
地上的な力はいつかは衰え、朽ち果てます。人間が築く王国は儚いものです。今日は高い地位にいても、明日は転落するかもしれません。
しかし霊の王国は決して滅びることはありません。霊の尊厳は不変です。神の力は決して衰えません。ただし、その働きの程度を決定づけるのはあなた方であり、現にいつも決定づけております。
スピリチュアリズムを少しばかりかじった人は、よく、なぜ霊界の方からこうしてくれないのか、ああしてくれないのかと文句を言うようですが、実際には、そうしたことを言う人ほど、霊界からそうしてあげるための条件を整えてくれないものです。
この苦悩に満ちた世界、暗闇と不安におおわれた世界にあって、どうか皆さんには灯台の光となっていただきたい。あなた方の自信にあふれた生きざまを見て人々が近づき、苦悩の最中における憩いの場、聖域、波静かな港を発見することが出来るようにしてあげていただきたい。
皆さんはそういう人たちの心の嵐を静め、魂の静寂を取り戻してあげる霊力をお持ちなのです」
シルバーバーチ
What is spiritual power?
"The power of the spirit is invisible. It cannot be measured by any measuring instrument used in the human world. It has no length, no width, no height, no weight, no color, no volume. It has no taste or smell.
Therefore, according to the common sense measurement method on earth, spiritual power does not exist in this world. In other words, there is no spiritual power for a materialistic natural scientist who decides that existence cannot be grasped by the five senses.
However, love is invisible, inaudible, colorless, tasteless, and dimensionless, but it feels great. It is proved by those who have experienced the deep emotion of love. Certainly the power of love is strong. But the power of the spirit is infinitely stronger than that.
It is only with the power of the spirit that you live, breathe, think, reflect, judge, make decisions, and ponder this and that. Seeing things, listening to sounds, moving around, thinking, and speaking words are only possible with the power of the spirit. All your actions and all your beings are due to the power of the spirit.
Everything in the physical world, and its body, is given existence, purpose, guidance, and life by the influx of vital spiritual power.
No matter where you look in the material world, you cannot find the secret of your consciousness. No matter how hard scientists, chemists, and medical scientists try, the origin of life cannot be elucidated. Because it does not exist in the substance itself. Matter is just an inn that it is temporarily renting.
The power of the spirit is what you call "God". However, you may not understand the god correctly, or you may have misunderstood and limited its meaning. Anyway, that spiritual power has turned what was once a mass of fire into a green earth full of life as you see it today.
The spiritual power created the body from the earthen mass and brought it to life. It is the clothes that the soul wears. It creates every life on earth, controls every movement and every change in nature, regulates the four seasons, and is involved in the growth of one seed, one plant, one flower, one tree. It is spiritual power that is entirely responsible for the power, in short, the evolutionary mechanism of the ever-changing world.
The reason why it is magnificent is that it is not limited to the material world. That is, not only are we working constantly through innumerable physical phenomena, but all the spiritual activities of the invisible world, a high layer of connected high worlds that you can never know of their existence. And that spiritual power is in control of the unimaginable and brilliant life phenomena that unfold there.
However, no matter how magnificent or how amazing the activity is, there are restrictions. In other words, in order for it to manifest, it must have the appropriate vessels, tools, spiritual bodies, passages, mediums ─── whatever you call it ─── such things.
The magnificent flow of spirits is also constrained by such things. It is up to the human side to decide how much will flow to the ground.
I always be worried, be confident, live in a persevering spirit. I have said that God will never abandon him because it is easy for his spiritual power to work under such an atmosphere and conditions.
The earthly power will eventually weaken and decay. The kingdom built by humans is ephemeral. Even if you are in a high position today, you may fall tomorrow.
However, the spiritual kingdom will never perish. The dignity of the spirit is immutable. God's power never diminishes. However, it is you who determine the degree of work, and in fact it always determines.
People who have a little bit of spiritualism often complain about why the spirit world doesn't do this, or why they don't do it, but in reality, the more people say that, the more they do. It doesn't set the conditions to do it.
In this world full of anguish, in a world of darkness and anxiety, I would like everyone to become the light of the lighthouse. Seeing your confident life, I hope that people will come closer and discover a place of relaxation, a sanctuary, and a tranquil harbor in the midst of suffering.
You have the spiritual power to calm the storms of those people's hearts and restore the silence of their souls. "
Silver Birch
Tuesday, July 13, 2021
シアトルの夏 ベールの彼方の生活 The Life Beyond the Veil
ベールの彼方の生活 G・Vオーエン
暗黒地帯を後にして薄明の世界へ辿りついた当初は、以前に較べて大いなる安らぎと安楽さを味わう。その環境が魂の内的発達程度に調和しているからである。が、
尚も善への向上心が発達し続けると、その環境にも調和しない時期が到来し、不快感が募り、ついには苦痛さえ覚えるに至る。やがて自分で自分がどうにもならぬまま絶望に近い状態に陥り、自力の限界ぎりぎりまで至った時に、再び叫び声を上げる。
それに応えて神の使者が訪れ、更に一段階光明界に近い地域へと案内する。そこはもはや暗黒の世界ではなく薄明の世界である。かくて彼はついに光が光として見える世界へ辿り着く。それより先の向上の道にはもはや苦痛も苦悩も伴わない。喜びから更に喜びへ、栄光から大いなる栄光へと進むのである。
ああ、しかし、真の光明界へ辿り着くまでにいかに長き年月を要することか。苦悶と悲痛の歳月である。そしてその間に絶え間なく思い知らされることは、己れの魂が浄化しない限り再会を待ち望む顔馴染みの住む世界へは至れず、愛なき暗黒の大陸をとぼとぼと歩まなければならないということである。
が、私の用いる言葉の意味を取り違えてはならない。怒れる神の復讐などは断じてない。「神は吾らの父なり」、しかして「父は愛なり」(ヨハネ)その過程で味わう悲しみは必然的なものであり、種子蒔きと刈入れを司る因果律によって定められるのである。
吾々の界──驚異的にして素晴らしいものを数多く見聞きできるこの界においてすら、まだその因果律の謎を知り尽くしたとは言えない。
全ての摂理が〝愛〟に発するものであることは、地上時代とは異なり、今の吾々には痛いほどよく解る。曽てはただ信ずるのみであったことを今は心行くまで得心することが出来ることも、憚(はばか)ることなく断言できる。が、因果律というこの厳粛なる謎については、まだまだ未知なるものがある。
が、吾々はそれが少しずつ明かされていくのを待つことで満足している。それというのも、吾々は万事が神の叡智によって佳きに計られていることを信ずるに足るだけのものを既に悟っているからである。
それは暗黒界の者さえいつの日か悟ることであろう。そして彼らがこの偉大にして美わしき光の世界へと向上進化して来てくれることが吾々にとっての何よりの慰めであり、また是非そうあらしむべく吾らが手引きしてやらねばならない。
そしてその暁には万事が有るがままにて公正であるのみならず、それが愛と叡智に発するものであることを認め、そして満足することであろう。
吾々はそう理解しているのであり、そのことだけは確信を持って言える。そして私もその救済に当たる神の使者の一人なのである。
The Life Beyond the Veil
Vol. II The Highlands of Heaven
by G. V. Owen
The Greater World Association
London, England
When we arrived at the world of twilight after leaving the dark zone, we enjoyed greater comfort and comfort than before. This is because the environment is in harmony with the degree of internal development of the soul. But,
If the aspiration for good continues to develop, the time will come when it will not be in harmony with the environment, causing discomfort and eventually even pain. Eventually, he fell into a state of despair without any help, and when he reached the limit of his own power, he screamed again.
In response, the messenger of God visits and guides us to an area closer to the bright world. It is no longer a dark world, but a twilight world. Thus he finally arrives at a world where light can be seen as light. The road to improvement beyond that is no longer painful or distressing. From joy to joy, from glory to great glory.
Oh, but how long does it take him to reach the true world of light? It is a year of agony and sorrow. And what is constantly being reminded in the meantime is that unless one's soul is purified, one cannot reach the familiar world of life that awaits reunion, and must walk through the dark continent without love.
However, the meaning of the words I use should not be mistaken. I haven't decided on the revenge of the angry god. "God is our father", and "Father is love" (John) The sadness experienced in the process is inevitable and is determined by the causal law governing seed sowing and harvesting.
Our world ── Even in this world where you can see and hear a lot of amazing and wonderful things, we cannot say that we have fully understood the mystery of its causality.
It is painfully understandable to us now that all providence originates in "love", unlike in the earthly era. I can assure you that I can now be confident that I only believed in it to my heart's content. However, there is still something unknown about this solemn mystery of causality.
But we are happy to wait for it to be revealed little by little. For we already know enough to believe that everything is well-measured by the wisdom of God.
It will one day realize even those in the dark world. And it is the most comforting thing for us that they improve and evolve into this world of great and beautiful light, and we must guide them to do so.
And that dawn will not only be fair as it is, but will also acknowledge and be satisfied that it originates in love and wisdom.
We understand that, and we can say that with certainty. And I am one of the messengers of God who is in charge of the salvation.
Sunday, July 11, 2021
シアトルの夏 祈りとは Prayer is
続いて祈りの問題が持ちだされると───
「祈りとは何かを理解するには、その目的をはっきりさせなければなりません。ただ単に願い事を口にしたり、決まり文句を繰り返すだけでは何の効果もありません。テープを再生する様な調子で陳腐な言葉を大気中に放っても、耳を傾ける人はいませんし、訴える力を持った波動を起こすこともできません。
私たちは型にはまった文句には興味はありません。その文句に誠意がこもっておらず、それを口にする人みずからがその内容に無頓着であることが普通です。永い間それをロボットのように繰り返しているに過ぎないからです。
真の祈りにはそれなりの効用があることは事実です。しかし、いかなる精神的行為も、身をもって果たさねばならない地上的労力の代用とはなり得ません。
祈りは、義務を回避しようとする臆病者の避難場所ではありません。人間として為すべき仕事の代用とはなりません。責任を逃れる手段ではありません。いかなる祈りにもその力はありませんし、絶対的な因果律を少しも変えることはできません。
人のためにという動機、自己の責任と義務を自覚した時に油然として湧き出る祈り以外は、すべて無視されるがよろしい。その後に残るのが心霊的(サイキック)ないし霊的(スピリチュアル ※) な行為であるがゆえに自動的に応答のある祈りです。
自動的ですから、その応答は必ずしも本人の期待した通りのものではありません。その祈りの行為によって生じたバイブレーションが生み出す、自然な結果です。
サイキックというのは五感の延長としての、オカルト的な超能力が生じさせるもので、物質次元の中に入る。スピリチュアルというのは、物質次元から脱して霊的次元のエネルギーや法則が生ぜしめるもの───訳者。
あなた方を悩ます全ての問題と、困難に対して、正直に、正々堂々と、真正面から取り組んだ時───解決のためにありたけの能力を駆使して、しかもなお力が及ばないと悟ったとき、その時こそ何らかの力、
自分より大きな力を持つ存在に対して、問題解決のための光を求めて祈る資格ができたと言えましょう。そして、きっとその導き、その光を手にされる筈です。
あなたのまわりにいる洞察力に富んだ霊は、あなた方の魂の状態をありのままに見抜く力があるからです。たとえば、あなた方が本当に正直であるか否かは、一目瞭然です。
さて、その種の祈りとは別に、宇宙の霊的生命とのより完全な調和を求めるための祈りもあります。すなわち、肉体に宿るがゆえの宿命的な障壁を克服して、本当の自我を見出したいと望む魂の祈りです。これは必ず叶えられます。
なぜならば、その魂の行為そのものが、自動的にそれ相当の結果を招来するものだからです。
このように一口に祈りといっても、その内容・動機を見分けた上で論ずる必要があるのです。
ところでキリスト教の〝主の祈り〟のことですが、あのように型にはまった祈りは、人類にとって何の益ももたらさないことを断言します。
単なる形式的行為は、その起源においては宿っていたかも知れない潜在的な力まで奪ってしまいます。儀式の一環としては重宝かも知れませんが、人間にとっては何の役にも立ちません。
そもそも〝神〟とは法則なのです。自分で解決できる程度の要求で神の御手を煩わせることはありません。それに、ナザレのイエスがそれを口にした (とされる) 時代から二千年近くも過ぎました。
その間に人類も成長し、進化し、人生について多くのことを悟っております。イエスは決してあの文句の通りを述べたわけではありませんが、いずれにしても当時のユダヤ人に分かり易い言葉で述べたことは事実です。
今のあなた方には、父なる神が天にましますものでないことくらい、お分かりになるでしょう。完全な摂理である以上、神は全宇宙、全生命に宿っているのです。この宇宙のどこを探しても、完璧な法則が働いていない場所は一つとしてありません。
神は地獄のドン底にいるわけでも、天国のいちばん高いところに鎮座ましますものでもありません。大霊として宇宙全体にあまねく存在し、宇宙の生命活動の一つ一つとなって顕現しております。
〝御国の来まさんことを〟などと祈る必要はありません。地上天国の時代は、いつかは来ます。かならず来るのです。しかし、それがいつ来るかは霊の世界と協力して働いている人たち、一日も早く招来したいと願っている人たちの努力一つに掛っております。
そういう時代が来ることは間違いないのです。しかし、それを速めるか遅らせるかは、あなた方人間の努力いかんに掛っているということです」
シルバーバーチ
Then when the problem of prayer is brought up ───
"To understand what prayer is, you have to clarify its purpose. Simply saying a wish or repeating a cliché has no effect. It's like playing a tape. No one listens to the stale words in the atmosphere, nor can they create an appealing vibration.
We are not interested in stereotyped complaints. It is normal for the phrase to be unfaithful and the person who speaks it to be indifferent to the content. It's just repeating it like a robot for a long time.
It is a fact that true prayer has some utility. However, no mental act can be a substitute for the earthly effort that must be accomplished by oneself.
Prayer is not a refuge for cowards trying to avoid their obligations. It is not a substitute for the work that you should do as a human being. It is not a way to escape responsibility. No prayer has that power, and no absolute causality can be changed.
Except for the motive for the sake of others and the prayer that springs up when you become aware of your own responsibilities and obligations, you may ignore everything. What remains after that is a prayer that automatically responds because it is a psychic or spiritual act.
Since it is automatic, the response is not always what you expected. It is a natural result of the vibration caused by the act of prayer.
Psychic is an extension of the five senses, created by occult psychic powers, and enters the physical dimension. Spiritual is a translator who breaks away from the physical dimension and produces the energy and laws of the spiritual dimension.
When you tackle all the problems and difficulties that bother you honestly, openly, and head-on ─── I realize that I can't help but use all my abilities to solve them. At that time, that time is some kind of power,
It can be said that we are qualified to pray for the light to solve problems for those who have greater power than ourselves. And I'm sure you will be guided and get the light.
The insightful spirits around you have the power to see the state of your soul as it is. For example, it's easy to see if you're really honest.
Now, apart from that kind of prayer, there is also a prayer for a more perfect harmony with the spiritual life of the universe. In other words, it is a prayer of the soul who wants to overcome the fateful barriers of being in the body and find the true ego. This will definitely come true.
Because the act of the soul itself automatically has the corresponding consequences.
Even if you say prayer in one word like this, it is necessary to discuss it after distinguishing its content and motivation.
By the way, regarding the Christian "Lord's Prayer", I affirm that such a typical prayer does not bring any benefit to humankind.
Mere formal acts take away the potential power that may have resided in its origin. It may come in handy as part of a ritual, but it doesn't help humans.
In the first place, "God" is a law. We will not bother God's hands with requests that we can solve by ourselves. And nearly 2,000 years have passed since the time when Jesus of Nazareth spoke it.
In the meantime, humanity has grown and evolved, and we are aware of many things about life. Jesus never said exactly what he said, but in any case it is true that he said it in words that were easy for the Jews of the time to understand.
You now know that God the Father is not something that is better than heaven. As long as it is a complete providence, God dwells in all universes and all life. No matter where you look in this universe, there is no single place where the perfect law is not working.
God is neither at the bottom of hell nor at the highest point in heaven. He exists throughout the universe as a spirit, and manifests itself as each and every life activity in the universe.
He doesn't have to pray for "the coming of your kingdom". The era of heaven on earth will come someday. It will definitely come. However, when it will come depends on the efforts of those who work in cooperation with the spiritual world and those who wish to be invited as soon as possible.
There is no doubt that such an era will come. But whether to speed it up or slow it down depends on your human efforts. "
Silver Birch
Saturday, July 10, 2021
シアトルの夏 人間の霊は、人間が呼吸している空気と同じように自由である the human spirit should be as free as the air that humans are breathing.
新しい世界が生まれつつあるということは何を根拠におっしゃるのでしょうか。
「私は厳とした計画、神の計画が見て取れるのです。私は、霊の力こそ宇宙最大の力であると信じています。人間がその働きを歪め、遅らせることはできます。妨害を押し止めることはできるかもしれません。しかし、永遠にその地上への権限を阻止することはできません。
あなた方が霊的真理を手にしたということは、人類が抱える全ての問題を解くカギを手にしたことを意味します。
私は決して、世にいう社会改革者たち───義憤に駆られ、抑圧された者や弱き者への止むにやまれぬ同情心から悪と対抗し、不正と闘い、神の物的な恵みがすべての人間に平等に分け与えられるようにと努力している人々を、ないがしろにするつもりは毛頭ありません。
ただ、その人たちは問題の一部しか見ていない───物的な面での平等のために闘っていることに過ぎないということです。もちろん精神的に平等であるべきことも理解しておられることでしょう。が、人間はまず何より〝霊〟なのです。大霊の一部なのです。宇宙を創造した力の一部なのです。
決して、宇宙の広大な空間の中に忘れ去られた、取るに足らぬ存在ではないのです。宇宙の大霊の一部として、常に無限の霊性に寄与しているのです。
その霊力の息の根を止めることは誰にもできません。いつかは必ず表に出てきます。残酷な仕打ちにも、憎しみの行為にも負けません。こん棒で叩かれても、強制収容所へ入れられても、独裁政治で抑えられても、決して窒息死することはありません。
なぜならば、人間の霊は、人間が呼吸している空気と同じように自由であるのが、本来のあるべき姿なのです。それが生来の、神から授かった、霊的遺産なのです。
その理想像の素晴らしさを理解した人々、新しい世界のあるべき姿を心に描いた人々は、当然そうあらねばならないことを十分に得心しています。なぜなら、それが人間に息吹を与える動物から人類へと進化させた、その背後の目的の一部だからであり、それはさらに人間を神的存在へと向上させていくものです。
あなた方の使命はその松明を引き継ぎ、新しい炎を燃え立たせ、次の世代にはより大きな光明が道を照らしてあげることです。
基盤はすでに出来上がっているのです。何年も前から、その基盤作りはこちらの世界で終わっているのです。苦痛は伴いながらも、ゆっくりと各界の名士あるいは名もなき男女が、永遠の霊の実在の証言に立ちあがり、神の計画の一刻も早い実現のために刻苦したのです。新しい世界は必ず実現します」
ーその新しい世界は、われわれ人間自らの努力によって実現しなければならないはずなのに、なぜその基盤作りがそちらの世界で行われたのでしょうか。
「あなた方の世界は影です。光はこちらから出ているのです。あなた方は、こちらで建てられてプランを地上で実行し実現させていきつつあるところです。オリジナルの仕事───と呼ぶのが適切か否かは別として───は全てこちらで行われます。
なぜなら全てのエネルギー、全ての原動力は物質から出るのではなくて、霊から出るのです。みなさんは、意識するしないに関係なく、霊力の道具なのです。受信と送信をする道具なのです。霊的影響力をどこまで受けとめられるかによって、成功するしないが決まるのです」
シルバーバーチ
ーWhat is the basis for the birth of a new world?
"I can see the strict plan, the plan of God. I believe that the power of the spirit is the greatest power in the universe. Humans can distort and delay its work. Push the obstruction. It may be possible to stop it, but it cannot block its authority over the earth forever.
The fact that you have the spiritual truth means that you have the key to solving all the problems that humankind has.
I will never be the social reformers of the world ─── Driven by indignation, with unavoidable sympathy for the oppressed and the weak, I will fight evil, fight injustice, and the physical grace of God. I have no intention of neglecting those who strive to be equally shared by all human beings.
However, they see only part of the problem ─── they are only fighting for physical equality. Of course, you also understand that you should be mentally equal. However, human beings are, first and foremost, "spirits". It is part of the spirit. It is part of the power that created the universe.
By no means, it is not a forgotten, insignificant existence in the vast space of the universe. As part of the spirit of the universe, it always contributes to infinite spirituality.
No one can hold the breath of that spiritual power. Someday it will definitely come out. I will not lose to cruel treatment or acts of hatred. You will never be suffocated, even if you are hit with a club, put in a concentration camp, or suppressed by dictatorship.
This is because the human spirit should be as free as the air that humans are breathing. It is a natural, divinely-given spiritual heritage.
People who understood the splendor of the ideal image, and those who envisioned what the new world should be, are well aware that it must be so. Because it is part of the purpose behind it, which has evolved from an animal that breathes humans to humanity, and it further enhances humans into divine beings.
Your mission is to take over the torch, set a new flame on fire, and a greater light will illuminate the way for the next generation.
The foundation has already been completed. For many years, the foundation has been built in this world. Although painful, celebrities or unnamed men and women from all walks of life slowly stood up to the testimony of the existence of the eternal spirit and struggled to realize God's plan as soon as possible. A new world will surely come true. "
ーThe new world must be realized by our own efforts, so why was the foundation laid in that world?
"Your world is a shadow. The light is coming out of here. You are building here and implementing and realizing the plan on the ground. Original work ─── Whether it's appropriate to call or not, everything is done here.
Because all energy, all driving force, does not come from matter, but from spirit. You are a tool of spiritual power, whether you are conscious or not. It is a tool for receiving and sending. How much spiritual influence you receive will determine your success or failure. "
Silver Birch
Friday, July 9, 2021
シアトルの夏 宗教とは、霊が霊として本来の生活ができるように指導するための処世訓であり、道徳律であると言えます。Religion is a moral law that teaches spirits to live their original lives as spirits.
「わたしたち霊界の者がこうして地上へ戻ってくる目的の真意が、ほかならぬ宗教の指導者であるべき人から曲解されております。いつの時代にあっても、宗教とは基本的には霊力との関わり合いでした。
それはまず、地上の人間の霊的向上を指向し規制する摂理を教える使命を帯びた者が、地上へ舞い戻ってくるということから始まります。つまり宗教の本来の目的は、人間の霊性に関わっているからです。
そこから出発し、ではその霊性を正しく発達させる上で、霊界からの指導を受けるにはどうすべきかを説くのが、宗教の次の仕事です。霊的摂理は広範囲にわたっております。
ところが、それが不幸して誤って解釈され、その上、それとは別の意図を持った聖職者が割り込んできたために、そこに混乱が生じたのです。
人間も根本的には霊であり、それが肉体を使用しているのであって付属品として霊を宿した肉体的存在ではないわけです。肉体は霊に従属しているのです。地上生活の全目的は、その内在する霊に修業の場を与え、さまざまな体験を通じてそれを育み、死によってもたらされる肉体からの解放の時に備えて、身支度をさせることにあります。
そこから本当の意味での〝生活〟が始まるのです。宗教とは、霊が霊として本来の生活ができるように指導するための処世訓であり、道徳律であると言えます。
ところが不幸にして、古い時代 (イエスの時代の少し後) に、霊の道具である霊媒と聖職者との間に衝突が生じたのです。聖職者の本来の仕事は、聖堂や教会といった宗教的行事の執り行われる建造物の管理でした。
原初形態においては両者の関係はうまく行っておりました。が、ある時代から聖職者の方が、紳示(霊界通信)を受ける霊媒にばかり関心をむけられることに不快感を抱くようになりました。
そしてそれまでに入手した神示を資料として、信条・儀式・祭礼・ドグマ・教説等を分類して綱領をこしらえる、いわゆる神学的操作を始めたのです。今日まで引き継がれているもののうち、どれ一つとして霊の資質と実質的に関わりのあるものはありません。
かくして、真の宗教の概念が、今日では曖昧となってしまいした。宗教というと何かお決まりの儀式のことを思い浮かべ〝聖典〟と呼ばれるものを読み上げることと考え、賛美歌を歌い、特別の衣装を着ることだと思うようになりました。何やら難しい言説を有り難く信奉し、理性的に考えれば絶対におかしいと思いつつも、なおそれにしがみつきます。
℘142
私たちはいかなる神学、いかなる教義、いかなる信仰告白文にも関心はありません。私たちが関心を持つのは人間の霊性であり、私たちの説くこともすべて、絶対的に従わねばならないところの霊的自然法則に向けられています。人間がこしらえたものを崇めるわけにはいきません。
宇宙の大霊によって作られたもののみを実在として信じます。そこに、宗教の捉え方の違いの核心があります。
人のために役立つ行為、霊性に動かされた行為、無私と利他的行為、自分より恵まれない人へ手を差し伸べること、弱き者へ力を貸してあげること、多くの重荷に喘ぐ人の荷を一つでも持ってあげること、こうした行為こそが私たちの説く宗教です。
〝神とイエスと聖霊は三にして一、一にして三である〟などと説くことが宗教ではありません。宗教的であるとも言えません。それを口にしたからといって、霊性はみじんも成長しません。朝から晩まで賛美歌を歌ったからといって霊性が増えるわけではありません。
バイブルを読んでも(キリスト教)、タルムードを読んでも(ユダヤ教)、コーランを読んでも(イスラム教)、バカバット・ギ―タ―を読んでも(ヒンズー教)、その他、いかなる聖なる書と呼ばれているものを、目が疲れるほど読んでも、それだけで霊性が成長するわけではありません。
〝宗教的〟とみなされている行事のすべてを行っても、それによって一段と価値ある人生へ魂を鼓舞することにならなければ、私たちが考えている意味での宗教的人間になるわけではありません。
肩書(ラベル)はどうでもいいのです。形式はどうでもいいのです。口先だけの文句はどうでもいいのです。大切なのは〝行為〟です。どういうことをしているかです。つまり各自の日常の生活そのものです。
私たちは因果律という絶対的な摂理を説きます。つまり誰一人として神の摂理のウラをかくことはできません。ごまかすことはできません。自分が自分の救い主であり、贖い主であり、自分の過ちには自分が罰を受け、善行に対する報酬も自分が受けると説くのです。
また、神の摂理は機械的に機能し、自動的に作用すると説きます。すなわち、親切・寛容・同情・奉仕の行為が自動的に、それ相応の結果をもたらして霊性を高め、反対に利己主義・罪悪・不寛容の精神は自動的に霊性を下げます。この法則は変えようにも変えられないのです。みっともない執行猶予も、安価な赦免もありません。
℘144
神の公正が全宇宙に行きわたっております。霊的な小人が巨人のふりをしてもごまかせません。死後の床での悔い改めも通用しません。
巨大なる宇宙の中で生じるもの全てに責任を持つ大霊の、不変にして絶対的威力を有する摂理に目を向けましょう。私は常にその摂理を念頭に置いています。
なぜなら私たちの説く神は、人間的弱点───激情や憤怒に動かされたり、好きな人間と嫌いな人間とを選り分けたりするような、そんな人間的存在ではないからです。
私が見る宇宙は法則によって支配されています。すみずみまで行きわたり、これからも常に永遠に存在しつづける法則です。
地上の人間に永い間振り回され、隷属させられてきた誤った概念と虚偽、偏見と無知を無くしていくには、地上の生命現象と生活現象のすべてが、その絶対的法則によって支配されていることを教える以外に方法はありません。
その知識が少しでも増えれば、それだけ理解力も豊かになるでしょう。本来の美しさを遮っていたベールが取り除かれ、有限の地上的存在の視野を超えた所に存在する、より大きな生活を少しでも垣間見ることになるでしょう。
かくして私たちは、常に神の永遠の自然法則、絶対に狂うことも過つこともない法則、地位の高い低いに関わりなく、すべての存在に等しく働く法則に、忠誠と感謝の念を捧げるものです。
誰一人として等閑(なおざり) にされることはありません。誰一人として独りぼっちの者はいません。法則の働きの及ばない者。範囲からはみ出る者など、一人もいません。あなたがこの世に存在するという事実そのものが、神の摂理の証しです。
人間の法則は機能しないことがあります。改められることがあります。人間の成長と発達に伴って視野が広がり、知識が無知をなくし、環境が変化するに伴って新たな法令が要請されると、従来の法律が廃止されたり、別の法律と置き換えられたりすることもあります。
しかし、神の法則に新しい法則が付け加えられことは絶対にありません。改正もありません。解釈上の変化も生じません。いま機能している法則は、これまでずっと機能してきた法則であり、これからも変わることなく機能してまいります。一瞬の休みもなく機能し、そして不変です」
シルバーバーチ
"The true purpose of our spiritual return to the earth is distorted by those who should be leaders of none other than religion. Religion is basically spiritual power in any age. It was a relationship with.
It begins with the return of those who have the mission of teaching providence to direct and regulate the spiritual improvement of humans on earth. In other words, the original purpose of religion is related to human spirituality.
Starting from there, the next task of religion is to explain how to receive guidance from the spirit world in order to properly develop its spirituality. Spiritual providence is widespread.
Unfortunately, it was misinterpreted, and moreover, a priest with a different intention interrupted it, causing confusion.
Human beings are basically spirits, and because they use the body, they are not physical beings that have spirits as accessories. The body is subordinate to the spirit. The whole purpose of life on earth is to provide the spirit within it with a place of training, to nurture it through various experiences, and to prepare for the time of liberation from the body brought about by death.
From there, the true "life" begins. Religion is a moral law that teaches spirits to live their original lives as spirits.
Unfortunately, in the old days (a little after Jesus' time), there was a conflict between the spirit medium, the spiritual tool, and the priest. The priest's original job was to manage the buildings where religious events such as cathedrals and churches take place.
In the original form, the relationship between the two was successful. However, from a certain time, priests became uncomfortable with the fact that they were only interested in the medium that received the gentleman's revelation (spiritual communication).
Then, using the oracles obtained up to that point as materials, he began the so-called theological operation of classifying beliefs, rituals, festivals, dogmas, doctrines, etc. None of the things that have been handed down to this day have anything to do with spiritual qualities.
Thus, the concept of true religion has become ambiguous today. When I think of religion, I think of something that is a routine ritual and read aloud what is called a "sacred book," and I came to think of singing hymns and wearing special costumes. I am grateful for the difficult discourse, and although I think it is absolutely strange from a rational point of view, I still cling to it.
We are not interested in any theology, any doctrine, any confession of faith. We are interested in human spirituality, and all our preaching is directed to the laws of spiritual nature that must be obeyed absolutely. We cannot worship what humans have created.
We believe only those created by the spirits of the universe as reality. That is the core of the difference in how we perceive religion.
Acts that are useful to others, acts that are moved by spirituality, acts that are selfless and altruistic, reaching out to those who are less fortunate than themselves, helping the weak, the burden of those who suffer from many burdens. This is the religion that we preach.
It is not a religion to preach that "God, Jesus, and the Holy Spirit are three and one, and one and three." It cannot be said to be religious. Even if you say it, your spirituality will not grow. Singing hymns from morning till night does not increase spirituality.
Whether you read the Bible (Christianity), the Talmud (Judaism), the Quran (Islam), the Bakabat Guitar (Hinduism), or whatever else is called a holy book. Even if you read what you have so much that your eyes get tired, it does not mean that your spirituality will grow.
If all the events that are considered "religious" do not inspire the soul to a more valuable life, then we are not religious in the sense we think. There is none.
The title (label) does not matter. The format doesn't matter. I don't care about the words that are just spoken. The important thing is "act". What are you doing? In other words, it is the daily life of each person.
We preach the absolute providence of causality. In other words, no one can hide the back of God's providence. You can't cheat. He preaches that he is his Savior and Redeemer, that he will be punished for his mistakes and that he will be rewarded for his good deeds.
Also, I explain that God's providence works mechanically and works automatically. That is, acts of kindness, forgiveness, compassion, and service automatically bring about commensurate results and increase spirituality, while spirits of selfishness, guilt, and intolerance automatically decrease spirituality. This law cannot be changed even if it is changed. There is no terrible suspended sentence or cheap pardon.
God's justice is pervasive throughout the universe. Don't let the spiritual dwarf pretend to be a giant. Repentance on the floor after death does not work either.
Let's look at the providence of the spirit, which is responsible for everything that occurs in the huge universe, and has immutable and absolute power. I always keep that providence in mind.
Because the God we preach is not a human being who is driven by human weaknesses-passion and anger, and who distinguishes between those who like and those who dislike.
The universe I see is governed by the law. It is a law that goes all over and continues to exist forever.
In order to eliminate the false concepts and falsehoods, prejudices and ignorance that have been enslaved and enslaved by humans on earth for a long time, all life and life phenomena on earth are governed by their absolute laws. There is no other way but to teach that.
The more knowledge you have, the richer your understanding will be. The veil that obstructs the original beauty will be removed, and you will get a glimpse of the larger life that exists beyond the finite terrestrial view of existence.
Thus, we always offer loyalty and gratitude to God's eternal laws of nature, the laws that never go mad or fail, the laws that work equally for all beings, high or low. is.
No one will be neglected. No one is alone. Those who are beyond the reach of the law. No one is out of range. The very fact that you exist in this world is a testimony of God's providence.
Human law may not work. It may be changed. As humans grow and develop, their horizons expand, knowledge disappears, and new laws are required as the environment changes, and existing laws are abolished or replaced by other laws. Sometimes.
However, no new law will be added to God's law. There is no revision. There is no change in interpretation. The law that is working now is the law that has been working for a long time, and will continue to work. It works without a break, and it's immutable. "
Silver Birch
Thursday, July 8, 2021
シアトルの夏 人間の真の自由獲得のための闘争 the struggle for true human freedom.
別の日の交霊会でも、人間の真の自由獲得のための闘争についてこう語っている。
「私たちは、本当はあってはならない無知に対して闘いを挑まなくてはなりません。神は、内部にその神性の一部を宿らせたはずの我が子が、無知の暗闇の中で暮らし、影とモヤの中を歩み、生きる方角も分からず、得心いく答えはないと思いつつも問い続けるようには意図されておりません。
真に欲するものには存分に分け与えられるように、無限の知識の宝庫を用意してくださっております。
しかしそれは、当人の魂と成長と努力と進化と発展を条件として与えられるものです。魂がそれにふさわしくならなければなりません。精神が熟さなければなりません。心が受け入れ体制を整えなくてはなりません。その段階で初めて、知識がその場を見出すのです。
それも、受け入れる能力に応じた分しか与えられません。目の見えなかった人が見えるようになる場合でも、その視力に応じてすこしずつ見せてあげなくてはなりません。一気に全て見せてあげたら、かえって目を傷めます。霊的真理も同じです。
はしごを一段一段とのぼるように、一歩一歩と真理の源へと近づき、そこからわずかずつ我がものとしていくのです。
いったん糸口を見出せば、つまり行為なり思念なりによって受け入れ態勢ができていることを示せば、その時からあなたは、そのたどり着いた段階にふさわしい知識と教訓を受け入れる仕組みとつながります。そのあとはもう、際限がありません。
これ以上は無理という限界がなくなります。なぜならば、あなたの魂は無限であり、知識もまた無限だからです。
しかし、闘わねばならない相手は無知だけではありません。永いあいだ意図的に神の子を暗闇に閉じ込め、あらゆる手段を弄して自分たちででっち上げた教義を教え込み、真の霊的知識を封じ込めてきた既成宗教家とその組織に対しても、闘いを挑まなくてはなりません。
過去を振り返ってみますと、人間の自由と解放への闘争のために、私たちが霊界からあらゆる援助を続けてきたにもかかわらず、自由を求める魂の自然な欲求を満足させるどころか、逆に牢獄の扉を開こうとする企てを、宗教の名にもとに阻止しようとする勢力と闘わねばなりませんでした。
今なお、その抵抗が続いております。意図的に、あるいは、そうとは知らずに、光明の勢力に対抗し、私たちに対して悪口雑言の限りを浴びせ、彼ら自身も信じなくなっている教義の誤りを指摘せんとする行為を阻止し、
勝手にこしらえた神聖不可侵思想にしがみつき、自分で特権と思い込んでいるものがどうしても捨てきれずに、擦り切れた古い神学的慣習を後生大事にしている者が、まだまだ存在します。
そこで私たちは、人間のすぐ身のまわりに片時も休むことなく打ち寄せる、より大きな、素晴らしい霊の世界のエネルギーがあることを教えに来るのです。そうした数々の障害を破壊し、莫大な霊力───すべての存在に活力を与えるダイナミックな生命力をすべての人間が自由に享受できるようにするためです。
その生命力が、これまでの人類の歴史を通じて多くの人々を鼓舞してまいりました。今でも多くの人々に啓示を与えております。そして、これから後も与え続けることでしょう。
荒廃しきった世界には為さねばならないことが数多くあります。悲哀に満ち、涙に、むせび苦痛にあえぐ人にあふれ、何のために生きているかを知らぬまま、首をうなだれ、行き先が分からずに、さ迷っている人が大勢います。
そうした人たちにとって、目にこそ見えませんが、霊の力こそ本当の慰めを与え、魂を鼓舞し、元気づけ、導きを必要とする人々に方向を指し示してあげる不変の実在があることを、その霊力が立証してくれます。
そこにこそ、霊的知識を授かった人々のすべてが参加し、自由の福音、解放の指導原理を広め、人生に疲れ果て、意気消沈した人々の心を鼓舞し、魂の栄光を知らしむべく、この古くて新しい真理の普及の道具として、一身を捧げる分野が存在します。
私たちが提供するのは、霊の力です。あらゆる困難を克服し、障害を乗り越えて、真理の光と叡智と理解力を顕現せしめ、神の子等に恒久的平和を築かせることができるのは、霊の力を措いて他にはないのです」
シルバーバーチ
At another day's séance, he talks about the struggle for true human freedom.
"We must fight against ignorance that shouldn't really be. God has a part of his divinity inside, but his child is in the darkness of ignorance. It is not intended to keep asking, even though we do not know the direction to live, live in the shadows and haze, and think that there is no good answer.
We have prepared an infinite treasure trove of knowledge so that you can fully share what you really want.
However, it is given on condition of the person's soul, growth, effort, evolution and development. The soul must be worthy of it. The spirit must be ripe. The mind must prepare the acceptance system. Only at that stage will knowledge find the place.
It is also given only according to the ability to accept. Even if you can see a blind person, you have to show them little by little according to your eyesight. If you show them all at once, it will hurt your eyes. The same is true of spiritual truth.
As you climb the ladder step by step, you approach the source of truth step by step, and from there you gradually become yours.
Once you find a clue, that is, if you show that you are ready to accept by act or thought, from that point on you will be connected to a mechanism to accept the knowledge and lessons appropriate for the stage you arrived at. After that, there is no end to it.
There is no more limit than that. Because your soul is infinite and your knowledge is also infinite.
However, ignorance is not the only opponent who has to fight. Fight against established religions and their organizations who have deliberately locked the Son of God in the dark for a long time, tampered with all means to teach them the doctrines they made, and contained true spiritual knowledge. I have to challenge.
Looking back, instead of satisfying the natural desire of the soul for freedom, despite the fact that we have continued all the help from the spirit world for the struggle for human freedom and liberation, the opposite is true. I had to fight the forces that were originally trying to stop the attempt to open the door of the prison in the name of religion.
The resistance is still continuing. Intentionally or unknowingly, they oppose the forces of light, expose us to the limit of swearing, and prevent them from trying to point out doctrinal mistakes that they themselves no longer believe. ,
There are still some who cling to the sacred and inviolable thoughts that they have created, and cannot throw away what they consider to be privileged, and cherish the worn-out old theological customs for posterity.
Therefore, we come to teach that there is a larger and wonderful energy of the spiritual world that rushes around human beings without rest. This is to destroy these obstacles and allow all human beings to freely enjoy the enormous spiritual power-the dynamic vitality that energizes all beings.
Its vitality has inspired many people throughout the history of mankind. We are still giving revelation to many people. And I will continue to give it in the future.
There are many things that must be done in a devastated world. There are many people who are full of sorrow, tears, and sorrow, and who are lost without knowing what they are living for, snarling their necks, and not knowing where to go.
For them, invisible, but the power of the spirit is the unchanging reality that gives real comfort, inspires, inspires, and directs those in need of guidance. That spiritual power proves it.
It is here that all those who have been given spiritual knowledge will participate, spread the gospel of freedom, the guiding principles of liberation, inspire the hearts of those who are exhausted and depressed in life, and to know the glory of their souls. , There is a field of dedication as a tool for the dissemination of this old and new truth.
What we provide is the power of the spirit. Only with the power of the spirit can we overcome all difficulties, overcome obstacles, manifest the light, wisdom and understanding of truth, and make the Son of God build permanent peace. Is. "
Silver Birch
Tuesday, July 6, 2021
シアトルの夏 私がお教えしているのは、ごく単純な真理です。What I am teaching is a very simple truth.
私がお教えしているのは、ごく単純な真理です。
しかし単純ではあっても、大切この上ない真理です。
地上人類が自らの力で自らを救い、内在する神性を発揮するようになるためには、そうした単純な霊的真理を日常生活において実践する以外にはないからです。
皆さんはその貴重な霊的な宝を手にされていること、それが全ての霧とモヤを払い、悟りの光によって暗闇を突き破ることを可能にしてくれることを知ったからには、自信を持って生きて下さい。
しかし同時に、知識には必ず責任が伴うことも忘れてはなりません。
知った以上は、知らなかった時のあなたとは違うからです。
知っていながら霊的真理を無視した生き方をする人は、知らないために霊的摂理にもとる生き方をする人よりも大きな罪を犯していることになります。
シルバーバーチ
What I am teaching is a very simple truth. However, even if it is simple, it is the most important truth. This is because the only way for humankind on earth to save themselves and exert their inherent divinity is to practice such simple spiritual truths in our daily lives.
You are confident that you have that precious spiritual treasure, and that it will allow you to clear all the fog and haze and break through the darkness with the light of enlightenment. Please live.
But at the same time, we must not forget that knowledge always comes with responsibility. Because as long as you know it, you are different from you when you didn't know it. A person who knows but ignores spiritual truth is guilty of more sin than a person who lives in spiritual providence because he does not know it.
Silver Birch
シアトルの夏 シルバーバーチの祈り 無知という名の暗闇から生まれる恐怖心を追放し…… Oh, the Great spirit.
ああ、大霊よ。あなたの無限なる知性は、この全大宇宙を案出なされた知性でございます。あなたの摂理は、絶え間ない日常の出来事の全パノラマを規制し統制している摂理でございます。あなたの霊力は、森羅万象を支える力でございます。あなたの無限なる霊は、物的存在に生命を賦与し、なかんずく人間を、動物的段階から引き上げ、霊的自我意識をもつ存在の仲間入りをさせた霊にほかなりません。
わたしどもは、あなたを究極の摂理―不易にして不可変の絶対的法則として啓示いたします。その法則の外側で生じるものは何一つ有りえないのでございます。宇宙のすべての存在が、その法則の不変性に無言の讃辞を向けております。それに加えて、あなたの霊的領域においてより大きな生活体験を積み重ねてきたわたしたちは、生命活動のすべてを律している、ある者がゴッド(神)と呼び、わたしがグレイトスピリット(大霊)と呼んでいる霊力の働きの完全さに、感嘆の讃辞を贈ります。
わたしたちが地上に広げたいと願っているのは、地上生活のあらゆる側面を律しているその摂理についての知識でございます。あなたの子等は、それを理解することによって、あなたがふんだんに用意されている恩恵を存分に我がものとして、生き甲斐を実感し、みずからの手で平和の中で生きることのできる社会組織を創り出すことができるのでございます。
わたしたちは、人間の無知という名の暗闇から生まれる恐怖心を追放し、生命の大機構の中で占める“死”の真の意味を理解させ、内在する霊的可能性に目覚めさせ、本当の自我の無限の霊的資質を自覚してほしいと願っております。それが、人間とあなたの間、および全世界の人間どうしを結びつけている霊的な絆を知らしめることになるからでございます。
あなたの霊が地球全体を取り巻いております。あなたの神性の糸が全存在を貫いております。地上の人間は、誰であろうと、何者であろうと、いずこにいようと、絶対に断たれることのない霊的な絆によってあなたと永遠に結びついているのでございます。
子等とあなたとの間を取り持つ仲介者は要りません。大霊の分霊を宿すがゆえに、あなたが用意されている叡智と愛と知識と真理の無限の宝庫に、自由に出入りすることが許されるのでございます。
わたしたちの仕事は、人間の内奥に存在するその霊性を活気づけ、霊的資質を存分に発揮させ、子等があなたの意図された通りの生き甲斐のある人生を送るように導いてあげることでございます。
そうなって初めて人間は、その霊的責務を果たすことになりましょう。そうなって初めてこの病める世界を癒し、愛と善意を広める上で、同胞としての貢献ができるのでございます。
そうなって初めて人間は、それまであなたの真実の姿を見えなくしていた暗黒に永遠に別れを告げて、悟りの光の中で生きることができるのでございます。
あなたの僕の祈りをここに捧げます。
Oh, the Great spirit. Your infinite intelligence is the intelligence that devised this entire universe. Your providence is the providence that regulates and controls the entire panorama of constant daily events. Your spiritual power is the power that supports the universe. Your infinite spirit is none other than the spirit that gave life to physical beings, and above all, raised humans from the animal stage and joined the ranks of spiritually self-conscious beings.
We reveal you as the ultimate providence-an absolute law that is difficult and immutable. Nothing can happen outside that law. All beings in the universe give a silent compliment to the invariance of that law. In addition to that, we, who have accumulated greater life experiences in your spiritual realm, govern all life activities, some call God, and I am the Great Spirit. I commend you for the perfection of the work of spiritual power that I call.
What we want to spread to the earth is our knowledge of the providence that governs all aspects of earthly life. By understanding it, your children will fully appreciate the benefits that you have prepared, realize the worth of life, and create a social organization that allows you to live in peace with your own hands. It can be created.
We expel the fear that arises from the darkness of human ignorance, make us understand the true meaning of "death" in the great organization of life, awaken to the inherent spiritual potential, and the true I want you to be aware of the infinite spiritual qualities of the ego. Because it informs us of the spiritual bond that connects humans with you and with humans all over the world.
Your spirit surrounds the entire globe. The thread of your divinity runs through all beings. Humans on earth, no matter who they are or who they are, are forever connected to you by a spiritual bond that will never be broken.
You don't need an intermediary between your child and you. Because of the spirit of the spirit, you are allowed to freely enter and exit the infinite treasure trove of wisdom, love, knowledge, and truth that you have prepared.
Our work energizes the spirituality that exists within human beings, makes full use of their spiritual qualities, and guides children to lead a life worth living as you intended. That is.
Only then will humans fulfill their spiritual responsibilities. Only then can we contribute as a compatriot in healing this sick world and spreading love and goodwill.
Only then can humans say goodbye to the darkness that had previously obscured your truth and live in the light of enlightenment.
Dedicate your servant prayer here.
Thursday, July 1, 2021
シアトルの夏 人生でいちばん大切なこと The most important thing in life
シルバーバーチの霊言には、一貫して説かれている珠玉の教えが幾つかある。その一つが〝人のために役立つことをしなさい〟という教えである。
これをシルバーバーチは〝サービス〟という一語で表現することがある。〝リップサービス〟(口先だけのお上手や見せかけの好意) ではなく、
日常生活の中での実のある親切がなかなか難しいものであることを知っていればこそ、そうした、まるで三歳の童子に説くような、簡単そうで実はなかなか実行できない素朴な教えを、繰り返し説くのである。
シルバーバーチの交霊会はバーバネルの三十歳代に〝ハンネン・スワッファー・ホ-ムサークル〟の名称のもとに発足して、毎週一回、金曜日の夜に開かれていた。が、それも五十歳の声を聞く頃から二週間に一回、さらには月一回となり、七十歳代には不定期となっていった。
が、交霊会に臨むバーバネルの態度は一貫して変ることがなかった。儀礼的なものは何もしない。応接間のソフア―に無造作に腰掛けると、メガネをはずし、グラスの水を飲み干してから、瞑目する。するとその顔の形相が巻頭のインディアンの肖像画そっくりに変貌し始める。
そして、鼻に掛ったいびきのような声を発しながら、何やらムニャムニャと一人ごとを言ったあと、「では始めることに致しましょう」と言って、インボケ―ションという〝開会の祈り〟の言葉を述べ始める。
シルバーバーチ
The Silver Birch ghost has some gems that are consistently preached. One of them is the teaching of "do something useful for people". Silver birch is sometimes expressed by the word "service". Not "lip service" (good lips or fake favors)
Only if we know that fruitful kindness in our daily lives is difficult, we will repeatedly preach such simple teachings that seem to be easy but difficult to carry out, as if we were preaching to a three-year-old child. It is.
The The most important thing in life Séance was established in Barbanell's thirties under the name of "Hannen Swaffer Home Circle" and was held once a week on Friday night. However, from the time I heard the voice of my fifty years old, it became once every two weeks and even once a month, and it became irregular in my seventies.
However, Barbanell's attitude toward the séance did not change consistently. Do nothing ceremonial. He sits casually on the drawing room softer, takes off his glasses, drinks a glass of water, and then meditates. Then the appearance of his face begins to transform into a portrait of the Indian at the beginning.
Then, while making a snoring-like voice on his nose, he said something to each person with Munyamunya, and then said, "Let's start," and said the "opening prayer" of invocation. Start to mention.
Silver Birch
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