サンクス ギヴィングの食卓を賑わした、七面鳥さんたち。
更にクリスマスの食卓にもお目見えしますよ。
日本では棲息していないので、私達は動物園でしか見たことがありませんでした。
七色に顔が変わると、子供たちは珍しがったものでした。
シアトルの我が家の界隈には出没しませんけれど、針葉樹に囲まれた友の家周辺には住んでいると言うので、珍しがって見に行きました。
お茶を飲んでいると、「来たぞ来たぞ」と言う声に覗いてみるといましたね。
鶏より一回り大きく、とても地味な姿でした。
ウロウロしていたのはメスで、 派手な姿をしているオスは現れなかったけれど、そのオスにしても孔雀の様に華やかでないのは確かです。
日本では動物園でしか見られない動物を、野生で見るのはなんということなく胸がときめきます。
毎年11月第4木曜日はサンクス ギヴィング。
ターキーを食べて祝ったその翌日を、ブラック フライデーと言います。米国における、クリスマス商戦の初日となります。
ブラックフライデーの言葉の意味は、一般的には「小売店が黒字になるから」そうです。
この日は朝1時とか2時とか3時とかに大売出しの店が開かれ、有名店界隈は目玉商品目当てに毛布に包まり徹夜する人もたくさんいるそうです。
昨年なぞは、待ち順争いで殺人事件さえもおきたと聞きました。
それほどまでに、アメリカ人にとっては大騒ぎの買い物日なのです。
かなり前のある冬、興味本位で、娘と早起きして参加してみましたけれど、名高い店についてみたら十重二十重に並ぶ人に恐れをなして、ここを引き上げ、モールを徘徊して$17.00ほど使って帰ってきたことがありました。
その後二度と再び、この日にチャレンジすることはありません。
アレ! 娘が買い物にさそってくれていますよ。
どうしましょうか。
夏時間が終わると、すぐに立冬となり、自然はよく知ったもので、身を刺す大気に一日にして変わりました。
あれよあれよ、と言う間に日が暮れてしまいます。
5時になれば、その日も暮れてしまう切なさ。
シトシトと雨でも降っていれば、ほとんどの日が時雨風のシアトルでは、切なさは弥増します。
何とか明るく過ごそうと、私のこの時期の温もりの対策は我家の明かりを増やし、夜の照明を楽しく工夫することです。
まだこの時間に慣れない昨夕、さて食事の支度を終えて外を見れば、すでに真っ暗でした。
「アッ 鶏さんたち」
狸に襲われないように寝床の戸を、閉めてあげなければいけません。
懐中電灯を片手に、訪ねていくと彼女達は既に寝床に入り込んで静かにしていました。
明日はもっと早く、寝床に入れてあげましょう。
猫さん達はまだ外で寝ているようですよ。 もうじき避難してくることでしょう。
秋の夜長は、伝統的な読書で過ごしましょうか。
はぜの葉あかくて 入日色
ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた
一週間ほどシアトルを離れ、旅から戻ったわが庭に、
まさにこの歌にふさわしい、光景を発見しました。
僅か一週間前には、まだ緑だった庭の木立が悉く、
赤や黄色に色付いていました。
そして化け物たちが徘徊する、ハロウィーンの日でもありました。
長いドライブに疲れてしまって、彼らに差し上げるキャンデーも準備していなかったので、外灯を消し、階下のドアーもかぎ掛けて、さすがバスター犬を門番に置くことはしませんでしたけれど、みんなでTVを見ていたら、熱心なお化けは階下のドアーが駄目なら階上へとやってきました。
Summer Saveing time もほどなく終わり、冬は駆け足でやってきます。