ある朝早く、何人かの友人と近くの公園を散策しました。
この公園はワシントン湖に突き出た小さな半島で、July 4thの花火大会や8月初旬のSea faire には満員御礼となります。
湖を見下ろす丘の上の木立は樹齢何百年とでも言いましょうか、針葉樹が天を付きスックト立っております。
「この木立に、白頭鷲が住んでいるのよね」
その時木立の天辺につがいのイーグルが現れ、優雅に雄雄しく舞ってくれました。
アメリカ人が愛し、誇ってやまない雄姿でした。
それにしてもアメリカ人はなぜこの輝かしい鷲を ”Bald eagle” と名付けているのでしょうね。
親父さんの禿頭なんかを連想するには、余りに気高い容姿ですのに。
子供たちと買い物に行く道すがら、小さな桜並木に精一杯咲く小さな桜が可愛らしく、みんなで愛でました。
「ワシントン州立大学の桜が綺麗なころよ。」 娘が言いました。
昨年までそこの学生であった娘は、大学構内の見事な桜並木を自慢していました。
「そうよね。日本もお花見のころよ。茣蓙敷いて、おにぎり食べて歌って飲んで。。。。飲んだくれて」
「エー 歌って飲んで、日本人が飲んだくれて?」
子供たちは驚きの声を上げました。
彼らにとって日本は洗練されている国で、花の下で飲んだくれる日本人の姿は思い浮かばないようです。
「Once upon a time の話しているのよ」
友達が言うには
「この間大学の桜を見に行ったら、日本人が沢山居てお酒も飲んでいたわよ」
「エッ」