A Prayer Praising Human Divinity
神よ、私たちはあなたの永遠の真理、あなたの無限の力、あなたの不変の摂理の生き証人でございます。
あなたの聖なる御業であるところの大自然のパノラマの中に、私どもはあなたの神性の顕現を拝しております。
私どもは昇りゆく太陽の中に、沈みゆく太陽の中に、夜空のきらめく星の中に、大海の寄せては返す潮(うしお)の中に、そよ風とその風に揺れる松のそよぎに、やさしい虫の音に、澄み切った青空の中に、そのほか移り変わる大自然のあらゆる営みの中に、あなたを見出すことができます。
また、あなたは生きとし生けるものすべてに宿る霊の中にみいだすことができます。
人間においてそれは意識を有する個的存在として顕現しております。
あなたとともに宇宙の限りなき創造の大業に携わらしめるために人間をその高き段階へとお引上げくださったのでございます。
あなたは人間にあなたの聖なる属性を数多くお授けになりました。
人間はその霊的資質を有するが故の当然の成り行きとして、物的生命を越えた精妙なる力、すなわち霊力を知覚せしめるところの霊的能力を有しております。
人生を営むことを可能ならしめているものは、その霊力にほかなりません。
人間を全創造物から超脱せしめているものもその霊力にほかなりません。
思考をめぐらし、判断を下し、反省し、決断し、美に感嘆し、美を賞美し、叡智を授かり、その真価を悟り、知識を獲得し、それを大切にする能力も、霊力あればこそでございます。
より高き世界からのインスピレーションを感受せしめるのも霊力でございます。
人生の重荷に耐えかねている者のもとへ赴くことができるのも霊力あればこそでございます。
霊の世界の存在を知覚し、その世界の居住者が人間をより広き奉仕的行為のために使用せんとしている事実を認識することができるのも、霊の力ゆえでございます。
果てしなき宇宙の大機構の中に置かれた己の位置を理解せしめるのも霊の力でございます。
私たちは人間にそうした本来の役割を成就せしめるものについての知識、死後に赴く世界にふさわしきものを身につけさせるものについての知識を広めんと希望している者でございます。
そうなってはじめて人間は、いま目を曇らせている暗闇をみずから払いのけることを得ることでございましょう。
そうなってはじめて叡智と真理と悟りと平和と調和の中に暮らせるようになることでございましょう。
そうなってはじめて同胞があなたとの真のつながりと生きる目的、そして人間が死と呼ぶ扉の向こうに待ち受けている、より大きな生命の世界の存在を理解する上で力となることができることでございましょう。
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