Friday, December 21, 2012

シアトルの冬  今年のクリスマスのモールは



我が家の近くにあるモールは活気のあるモールとして知られ、クリスマス時期には車の波、人の波で、毎年、今の時期は駐車場を探すのに40分もかかるほどの混雑でした。

昨夜、娘がどうしても買わなければならない贈り物があると言うので、私も付いていきました。
モールまでの道は、かなりの渋滞で駐車場があるかしらと心配していたのですけれど、モールに近ずくにつれて車が消えていきました。

仕事帰りの渋滞で皆家に帰ってしまったのかしら?
モールの半分の駐車場が空いていました。
「?????」

モールの混雑? 
いつもの週末程度ですよ。
友達のキオスクに立ち寄ると、「去年と比べると40%ダウンよ。」

多くの人がオンラインで買うとしても、この有様は尋常ではないみたいですね。

そういえば、いつもの絢爛豪華なクリスマスデコレーションも有ったのでしょうか?
サンタさんの常設の広場も無かったみたいですよ。
”まさか?” 多分場所を移しただけでしょうね。

Tuesday, December 11, 2012

シアトルの冬  空港と山羊さんと


数日前、珍しい話をどこかのニュースで見ましたけれど、どこで見たのか失ってしまいました。

その珍しい話と言うのは、

シカゴの空港で、シカゴの何処なのかも覚えていないのですけれど、”空港の斜面の雑草を処理するために30頭のヤギを買った" と言う話です。

 公害をださない。

人件費より安い。

彼らの糞が有機資料になる。

ニュースと言うものはとかく心を暗くするものが多いのですけれど、この話何となくホノボノといたします。

ただ空港は甚だしく喧しい音がするし、公害もあるし、山羊さんに異存は無いでしょうかね。

Tuesday, December 4, 2012

シアトルの冬 クリスマスの飾りと鳥の巣と




サンクス ギヴィングが終わりました。
とっくの昔に終わったような気がします。
ご馳走を腹いっぱい食べた翌日の ブラック フライデーには、60%引きのミシンと、息子の50%引きのスキーパンツと50%引きの布地を幾つか買うことができました。

娘はフランスのフィアンセや、彼の6人の兄妹たちへのクリスマス プレゼントを買いました。

割引物を買ったのに、やたらとお金を使ってしまいましたよ。

その後の晴れ渡った日の朝、雨の振る前にクリスマスの飾り付けをすることにしました。

イルミネーションを妨げる木立を刈り入れていると、”アラーこんな所に" 誰かが家を作っていましたよ。

出勤前でウロツイテいたお父さんと息子に教えてあげると「アラ ソー」とだけ言ってくれました。

エンプティー ネストならいいのですけれど、まだ住んでいたのなら気の毒なことをしてしまいました。

外から丸見えになってしまったのですから。

それにしても、家人の出入りの激しいポーチの脇に巣を作るなんて平和ですね。
今日も忙しく過ぎていきます。
クリスマスとお正月がすぐにやってきますね。


Tuesday, November 27, 2012

シアトルの冬 七面鳥


シチメンチョウ

サンクス ギヴィングの食卓を賑わした、七面鳥さんたち。
更にクリスマスの食卓にもお目見えしますよ。
日本では棲息していないので、私達は動物園でしか見たことがありませんでした。
七色に顔が変わると、子供たちは珍しがったものでした。

シアトルの我が家の界隈には出没しませんけれど、針葉樹に囲まれた友の家周辺には住んでいると言うので、珍しがって見に行きました。

お茶を飲んでいると、「来たぞ来たぞ」と言う声に覗いてみるといましたね。

鶏より一回り大きく、とても地味な姿でした。
ウロウロしていたのはメスで、 派手な姿をしているオスは現れなかったけれど、そのオスにしても孔雀の様に華やかでないのは確かです。

日本では動物園でしか見られない動物を、野生で見るのはなんということなく胸がときめきます。

Tuesday, November 20, 2012

シアトルの冬 Happy Thanksgiving



毎年11月第4木曜日はサンクス ギヴィング。
ターキーを食べて祝ったその翌日を、ブラック フライデーと言います。米国における、クリスマス商戦の初日となります。
ブラックフライデーの言葉の意味は、一般的には「小売店が黒字になるから」そうです。
この日は朝1時とか2時とか3時とかに大売出しの店が開かれ、有名店界隈は目玉商品目当てに毛布に包まり徹夜する人もたくさんいるそうです。
昨年なぞは、待ち順争いで殺人事件さえもおきたと聞きました。
それほどまでに、アメリカ人にとっては大騒ぎの買い物日なのです。

かなり前のある冬、興味本位で、娘と早起きして参加してみましたけれど、名高い店についてみたら十重二十重に並ぶ人に恐れをなして、ここを引き上げ、モールを徘徊して$17.00ほど使って帰ってきたことがありました。

その後二度と再び、この日にチャレンジすることはありません。
アレ! 娘が買い物にさそってくれていますよ。
どうしましょうか。

Tuesday, November 13, 2012

シアトルの初冬 立冬の候




夏時間が終わると、すぐに立冬となり、自然はよく知ったもので、身を刺す大気に一日にして変わりました。
あれよあれよ、と言う間に日が暮れてしまいます。
5時になれば、その日も暮れてしまう切なさ。
シトシトと雨でも降っていれば、ほとんどの日が時雨風のシアトルでは、切なさは弥増します。
何とか明るく過ごそうと、私のこの時期の温もりの対策は我家の明かりを増やし、夜の照明を楽しく工夫することです。

まだこの時間に慣れない昨夕、さて食事の支度を終えて外を見れば、すでに真っ暗でした。
「アッ 鶏さんたち」
狸に襲われないように寝床の戸を、閉めてあげなければいけません。 
懐中電灯を片手に、訪ねていくと彼女達は既に寝床に入り込んで静かにしていました。
明日はもっと早く、寝床に入れてあげましょう。
猫さん達はまだ外で寝ているようですよ。 もうじき避難してくることでしょう。
秋の夜長は、伝統的な読書で過ごしましょうか。

Friday, November 2, 2012

シアトルの晩秋 小さな秋見つけた


秋の並木

はぜの葉あかくて 入日色
ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた

一週間ほどシアトルを離れ、旅から戻ったわが庭に、
まさにこの歌にふさわしい、光景を発見しました。

僅か一週間前には、まだ緑だった庭の木立が悉く、
赤や黄色に色いていました。

そして化け物たちが徘徊する、ハロウィーンの日でもありました。

長いドライブに疲れてしまって、彼らに差し上げるキャンデーも準備していなかったので、を消し、階下のドアーもかぎ掛けて、さすがバスター犬を門番に置くことはしませんでしたけれど、みんなでTVを見ていたら、熱心なお化けは階下のドアーが駄目なら階上へとやってきました。

Summer Saveing time もほどなく終わり、冬は駆け足でやってきます。

    

Monday, October 22, 2012

シアトルの秋 雨になりました







記録的晴天の幕が閉じ、雨雨雨のいつものシアトルの空模様となりました。
馴れとは不気味なもので、雨が普通のシアトルで晴天続きになると、何となく誰かの家に居候しているようにソワソワしたりしていました。
空が泣き出したら、何となくホッとしたり。
昨夕は複雑な雨雲に夕日が射し、赤紫じみた綺麗とも不気味とも神秘的とも表現の仕様もない空模様となりました。
自然の造詣とは見事なものですね。
雲がここにあって、こんな色をして、この光景と言うのは、過去にも未来にも一度なりとも同じであることはないのですものね。
私も娘も ”スゴーイ” とボヤーと見ていて写真を撮ることさえ忘れ果てていました。
ハロウィーンの化け物たちも、程なくやってくるときですし、冬もすぐそこですね。


Monday, October 15, 2012

シアトルの秋  シェールオイルの話




ノースダコタ州にオイルブームが起きて久しく、広いアメリカでは「ホントー」位のあいずちで月日が流れてきました。

”ダコタ” その名からしても原住民の言語であるようだし、東海岸に行く時には車で行っても飛行機で行っても、延々とブラウンの土を見ながらの旅となります。
先カンブリア時代、すなわち約46億年前以降地殻変動がなかった土地ですって!
ノースダコタ州があるということは、同じような環境のサースダコタ州もあるのです。

地球が始まって以来こんな感じで、遥かなる未来もこんな感じで、と思えた土地がオイルブームとなり、沢山の人が押し寄せ其の地の様相は随分と異なってきたようです。

ここシアトルからも出稼ぎに行って「仕事はいくらでもあるよ」、と暖かい懐で戻ってきた家族もおります。
日本でもここからのシェールオイルを、沢山輸入すると言う記事が最近目に付きました。
これで世界経済の動きが変わっていくか行かないか知りませんけれど、採掘には環境汚染の問題があり、懸念している人たちが多いようです。
それでも核で汚染されるよりは、とりあえずよほどましなのではないかと思う昨今ですけれど。
兎に角、青い地球からの恩恵を丁寧に扱う技術が、優先的に開発されることを願っております。

Monday, October 8, 2012

シアトルの秋 夕焼けカラスさんたち

カラスの喧嘩
太陽が沈みかけ、夕焼け空に変わるころ、庭仕事をしている私の頭の上をカラスたちが、ねぐらに帰るために移動し始めました。
秩序だった飛行はしていませんけれど、ここからもあそこからも一斉に飛び立ち、仲間たちと群れをつくり、ここかしこからやって来ては飛び去っていきます。

どうやってこの時間を知り、帰る場所を知っているのでしょうね。

私が心配しなくてもよい彼らの生態系があったとしても、毎日見る光景であったとしても、自然界は神秘に満ちています。

”おや?” 一羽が高い木の天辺に、座り込んでしまいましたよ。病気や怪我でなければよいのですけれど、、、
他の群れは、その木の界隈を相変わらず群れを成して飛びすぎていきます。

しばらくすると、また一段がやってきました。この一段は他の一段と違っていました。
天辺に止まっている一羽に、アタックした模様です。

「何しているの! 早くかえりなさいよ!」 とでも言ったのでしょうか。かなり手荒に殴ったか、蹴飛ばしたか噛み付いたかしたみたいですよ。
「痛いー」 と叫んだような、多少乱闘じみた様相もありましたけれど、やがて其の一羽も含めて何もなかったように皆で飛び去っていきました。
秋の日は、足早に暮れていきます。
やはり神秘的ですね。


Monday, October 1, 2012

シアトルの秋 かぼちゃ


日本の”かぼちゃ”はホクホクと美味しいですね。
”ホクホク” と表現しますよね。
英語でなんと言いますか?

アメリカの綺麗なオレンジ色のパンプキンは、ハロウィーンのお化けに使ったり、感謝祭の綺麗な飾り物になるけれど、日本のかぼちゃのように蒸かしたり、醤油で煮たりして美味しく食べられるものではありません。

パイやスープは美味しいのを作りますね。

随分前に、かぼちゃ風のパンプキンがグローサリー ストアー に在ったのを買ってみたら美味しくなかったので、その後忘れていました。

さいきん ”かぼちゃ” と銘打って売っていたのは日本の ”かぼちゃ” でした。

人々はパンプキンとかぼちゃを、区別して表現しているようです。

そうですよ。味が違います。

それでも家人たちは感動した様子もなく、「おいしかったよ」とだけ言いました。
 娘が言うには、「アメリカ人にとってはパンプキンは、牛や豚の食べ物というコンセプトがあるので。。。。。。。。。。 」
「かぼちゃのこと言ってんのよ。」

「おいしかったよ」

Monday, September 24, 2012

シアトルの秋 晴天続き





シアトルで、3日晴天が続くなんて滅多にないのですけれど、今年はどうしたことか記録的な晴天が続いています。
お日様が出ているのはとてもうれしいですね。

それでも隣人たちは、庭に水遣りをしませんし、植物たちも枯れてはいません。
何時も雨だらけなので、地下水がたっぷり溜め込まれているのでしょうか。

どこかの週は旱魃でコーンや麦に被害が出たそうで、穀物が値上がっています。

プールの水を逆立ちして飲む犬猫のために、お父さんがプールの水位をほんの少し上げたら、プラス$100.00の請求書を持って水道局の係員が、「あんたの所、水漏れしていないかい?」 と点検に来てくれました。

「こんなに水が高いとは知らなかった」 我々はとても驚きました。
隣人たちも庭に水遣りをしないで、”天からのもらい水” を待っているのかもしれないですね。

Monday, September 17, 2012

シアトルの秋 老人と老犬と野良猫さんたち



記録的晴天が続く、多少暑めのシアトルの秋の日。
静かな昼下がり。
カサコソとする音は、はや枯れの落ち葉が風に舞うささやきです。

うらなりのえんどう豆を収穫し、水遣りをしていたら上げ底のプランターの下から逃げ出したものが、行方不明を噂されていたオーちゃん猫でした。

夏は気分の良い外で暮らし、野良の本性に戻って私たちを忘れてしまうのですね。逃げ隠れします。
冬になり家の中に避難してくるころは、またおしゃべりに来るのでしょうかどうでしょうか。観察してみましょう。

お爺さんが老いてきて、バスター君も老いてきて同居人の私たちの目が良く行き届かないので、ここの所バスター君もしばしば災難にあっています。

数日前も、やたら叫ぶ彼の声を頼りにいくと、お爺さんの愛車の中に彼は置き忘れられていました。グローサリーショッピングにお爺さんとはしゃいで行ったのですけれど、結末は悪かったですね。

昨夜は何時も彼がねぐらとしている、我々の寝室のドアーの付近に寝ていないので 不思議に思っていたら、彼が昨日の夕方、外をうろうろしている間に裏門を閉められてしまったらしいですね。

朝方、門の外でしくしく泣いていたバスター君を、娘が保護しました。
クルーット、ブロックを一周すれば門のない表の庭にこられるのに、そのために、散歩に行って印をつけているのでしょうに、彼の脳みそってそれほど大きくはないようですね。あるいは耄碌してしまったのでしょうか。

猫さんは一人で何でもするけれど、犬さんは人の手がもっと必要のようです。


ロシアの犬と猫05
仲良しこよし 
English Russia » Like Cat and Dog, Notより




Monday, September 10, 2012

シアトルの初秋 老い込んだバスター君



ここのところ、バスター君の老いが目立つようになりました。
私が陽だまりで憩っていると、わが目の隅になにかが映るのでふと見るとバスター君が壁に体を寄せて寝転がっていました。
毛並に精彩がなく襤褸切れのようで、老い込んでヨボヨボの姿に見えました。

「あんたー大丈夫?」

と声をかけると、ヨタヨタ立ち上がって私を見上げる顔つきが皺皺だらけ、呼ばれても何も起きないと知るとヨタヨタ歩み去っていきました。片足を引きずりながら、、、
娘が帰ってきて 「お風呂に入れてあげよう」 と言って、風呂に入れてあげると随分と見栄えのある姿に戻りました。
「襤褸切れなんていって, ごめんなさいね」
あんまり, 犬献的な飼い主ではないわね。




Sunday, September 2, 2012

シアトルの初秋  レイバーデー

レイバー・デー (Labor Day)
1882年NYレイバーデー パレード
レイバーデーがやってきました。
アメリカの夏はメモリアルデーに開け、レイバーデーで終わります。

レイバー・デー(Labor Day)、「労働者の日」の意味で、アメリカ合衆国連邦政府の祝日の一つで、9月の第一月曜日と定められています。
日本でいえば勤労感謝の日、ということでしょうね。

この日の能書きはどうであれ、庶民にとっては学生たちの最後の休日。学校が始まる名残惜しい日です。

”GO BACK SCHOOL"  抜け目ない商戦の文字に浮かされて、親子はたくさんの買い物にいそしむときでもあります。

昨日も私はジャーを一個買うためにレジに並んでいたら、幾組かの親子の山ほどの買い物でずいぶんと待たされました。

アメリカが不況だって、本当でしょうかね???

そして最後の夏を楽しもうと、バーベキュー、花火大会、水上スポーツに繰り出し、学童がいる家庭にとっては、夏休み最後の旅行の日となります。
この日が終わると華やかだった夏の場所は、何処も閑散として静まり返り、夏の終わりの寂しさをかみ締める時となります。
わが家庭はどう過ごすか? 息子もお父さんも仕事に行きますから、娘と大掃除になりそうです。

Friday, August 31, 2012

シアトルの初秋 スズメさんたち


最近現れた灰色の小さな鳥の群れは、小雀さんたちでした。
昨日娘を待って、バス停に駐車していたら、彼らが餌をあさっていて分かったのです。
孵化して幾日も経たないような、華奢な姿で餌を探していました。

彼らの群れの中に、彼らより何倍も大きな鳩がユックリと歩み込んで来てもきにしていませんでした。

多分親の指導の下、餌を探すこととか飛行方法とかを学んでいる時なのでしょう。

そのうち電線に並んで、お喋りを楽しむことも覚えるのでしょう。

冬になれば、カラス氏とすずめさん達だけになりますものね。

スズメの子そこのけそこのけお馬が通る 

一茶




昔々から、人間になじみ深いお隣さんです。

Tuesday, August 28, 2012

シアトルの初秋  犬猫さんたちの災難

 家人がオーちゃんの行くへについて騒ぎはじめた時、お爺さんは、2匹の猫さんがウィンドールームに屯っていた夢を見たそうです。

それでハット気が付いたのは、ウインドールームにある、彼らのお爺さんお手製の自動式餌箱が空っぽであったことを発見しました。
餌は自動的にやってきませんものね。
犬猫さんたちがプールの水を命がけで飲んでいたのも、水をあげるのを忘れていたらしいのです。
この事はバスター君が、フランスから帰ってきた娘に言いつけていました。
ヒモジイ猫さんたちは、餌を求めて遠征し、バスター君は私たちにねだる事で飢えをしのいでいたようです。
お爺さんは彼らに大変もうしない思いを持ち、早朝実にあわてて餌を買いに走りました。
勿論バスター君も同行しました。

Monday, August 27, 2012

シアトルの晩夏  折節の移り変わるこそ  2


鳥の群れ-写真素材

夏の終わりに、身を潜めていた草や木や鳥たちが、ひそかに動き出しましたよ。
創造主の波動を受けて。

ふと見た木立が密やかに、秋の色に着替えようとしています。

3cm程の小さな鳥の群れが、この木立からあの木立へと飛び渡っています。
グレーの地味な色をして、とてもすばやくそして静かに動くので、この鳥たちが何者であるかまだ見極めが付きません。


我が家では、お爺さんの野良上がりの ”オーちゃん” が行方不明になっているとみんなが騒ぎ始めました。

「オイオイ、猫1とオーちゃんが一緒に屯っていたのを見たかい?」
お父さんがみんなに聞いています。
別々に見たら、誰にも見分けが付かないからです。

「まさか、プールに落ちたのではないでしょうね。」
プールの水位がさがっているので、彼らはすごい格好をしてプールの水を飲んでいるのです。
前かがみにお尻を高く上げているので、ポンと押してあげたい衝動に駆られます。

数日前の朝、猫1かオーちゃんがプールサイドにいて、プールの水が大きく波打っていました。
猫が水を飲んだくらいで、こんなに波が立つかしら? と私は思い、心持そこにいた猫が負債ありげに振舞っているようにも見えました。 更に悪いことに、今年のプールはお父さんが魚を飼うといって、水がいつものように透明ではありません。

「そうよねー 娘がフランスから帰ってきたときも、バスター君ははしゃいでいたけれど、オーちゃんのお迎えはなかったよね。」

「オーちゃんがいたいた」 昨夜娘が知らせに走りました。
娘がトイレにいたら、トイレのドアーを外から引っ掻いたそうです。

ドアーを開けてあげても、這入ってこようとはせず、娘の顔も忘れてしまったようだといっていました。

野良に生まれ、野良に育ち、寒い冬お爺さんの情けで家の中に入れてもらえて、冬の間は娘に良くなついていましたけれど、暖かくなって外で暮らすようになり、再び元の野良に戻ってしまったようです。

Tuesday, August 21, 2012

シアトルの晩夏  折節の移り変わるこそ


折節の移り変るこそ、ものごとにあはれなれ。

見てごらん
木立も草も
鳥も
昆虫も
次に自分たちがするべき事を、
準備するかのように
静まり返っています。

Friday, August 17, 2012

シアトルの残暑  残暑見舞い


残暑見舞いなぞ受け取ってしまいました。

立秋も過ぎた、残暑なんですね。

其の熱いこと。

あんなににぎやかだった野鳥たちも、どこかに行ってしまいましたよ。

暑さを避けて、森の住処に憩っているのでしょう。

野鳥たちが息を潜めているこの間、お蔭様で、昆虫たちも野鳥に食べられることもなく、トンボや蝶も時折見かけます。

Sunday, August 12, 2012

シアトルの盛夏  ”日本製品の凋落ぶりを悲嘆” ですって!?!

このような見出しのブログにごく最近出っくわして、やはりそうなのですか。
この方は、幾つかの日本製品を買ったのが、数日で壊れてしまったとか語っていました。

$1.50均一の店の話ではありません。

私も最近驚くべきことに、ソニーのFMラジオをトランスレーションの為に買い一回使ったら壊れてしまい、この会社の製品がこんな筈はない。
カスタマーサーヴィスに教えてあげなければならない、と思いながら忘れてしまっておりました。

ソニー製品といえば一生ものという認識がありましたし、日本にいたころはそのごとくであり、アメリカに来た当事もそのようであり、誇り高くしておりましたけれど、その後一年使ったカセットテープが壊れてしまい、「一年で壊れた。」 とガッカリしていたら、「一年も使えたのか。」 と親父さんが驚いていました。

最近では一回使っただけで壊れたりするのですか?
私だけが不運にあったわけではなく、どうやらそのような評判のようですね。

このようにして、今まで培った日本製品に対する評価を落としてしまうのは残念なことです。

Wednesday, August 1, 2012

シアトルの盛夏 シー フェアーの候となりました。


昨日は、ブルー エンジェルスが挨拶に旋回してまいりました。

数日前には、ショッピングセンターで ”ハイドロ プレーン” が展示されていました。
見事なレース ボートです。

昨年は娘のフィアンセが来ていて、賑やかにシーフェアー見物をしたけれど、本日は娘がフランスに立ち、今年の夏は寂しくなりました。

それにしても空港の混んでいたこと。
夏休みだし、シーフェアーだし、娘のデルタ エンプロイのチケットはスタンド バイで娘は無事に席があるかしらと心配していたら、ビジネスクラスに空き席があった。と喜んで連絡してきました。

めでたし めでたし。

Monday, July 30, 2012

シアトルの盛夏 オリンピック


開会式のパーフォーマンスっがとても凝っていましたね。
イギリス人にとっては、見ごたえがあったでしょうけれど。

それにしても開催されるごとに、各種競技のスピードが増しに増し加えられていくこと。
ビックリしました。

男子体操競技なんて、昔日本が強かった時代とは速度が違いますね。

今、彼らは時速100マイル位で演技しているかのようです。

Monday, July 23, 2012

シアトルの盛夏 イチローさんがいなくなった

対戦 イチローさんとヤンキースさん

 イチローさんが、ニューヨークに行ってしまいましたね。
イチローさんにはシアトルが一番よく似合う、と思ったのですけれど、雨と緑の都市、シアトルからは大陸を越えた大西洋。コンクリートの巨大都市ニューヨークですね。
随分と違うところに行くのですね。

ヤンキー スタジアムがイチローさんの活躍の地になるとは。。。。

シアトルのセーフコー フィールドの、イチローさんの大きな写真もなくなることでしょう。
もうじき、シー フェアーも始まる盛夏のシアトルとなりますのに、そこはかとなく寂しいですね。
ご活躍をお祈りする事にいたしましょう。



Sunday, July 22, 2012

シアトルの盛夏  ナメクジ


雨が名物のシアトルですから、ナメクジも名物になります。
他の地より涼しいけれど、暖かい雨の多い夏。
彼らの天国です。

私が大事に育てているハーブたちを、片っ端から食べつくしてくれます。

「かわいい芽が出てきたこと」

翌朝、芽たちの影も形もありません。

綺麗な百合が咲きました。

虫がへばりついています。

咲く前の蕾が、食べられているのもしばしばです。

この輩を、どのように愛でることができましょうか?

私が鉄槌を下すと、情け深い子供たちがいやな顔をします。

私は悪びれてしまいます。

もっと山深い田舎に住んでいたときの朝、
彼らがゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロ、波打って私の野菜を目掛けて、出勤しているのを目撃したこともありました。

決して、よい光景ではありませんでした。育ち放題なのは、天敵がいないのでしょうか。

日本にいた頃、妹が小さかった時、運悪く踏みつけてしまい、一メートル位飛び上がって泣き出したのを覚えています。

この者達、人の庭に出没すべき役割ってあるのでしょうか?