Friday, August 18, 2023

シアトルの夏 無限に続く真理への道  スピリチュアリズムを科学する人々

The Endless Path to Truth Those Who Scientize Spiritualism

シルバーバーチのスピリチュアルな法則 宇宙と生命のメカニズムの通販/フランク・ニューマン/近藤 千雄 - 紙の本:honto本の通販ストア

 

 科学の世界にとって二十世紀最大の悲劇と言うべきは、オーラ、すなわち人類の電磁場に関する先駆者たちの研究をないがしろにしてきたことです。資料は充分にあったのです。

 その研究をさらに続けていれば、電磁場の研究は今よりはるかに進んでいたはずだ、というのが私の率直な感慨です。

 本書で私は、シルバーバーチの教えを科学的に解明することを意図しながらも〝科学的〟な要素を一般の読者にも理解できる程度にとどめました。何人かの研究仲間の名前を紹介しましたが、他にも優れた研究者がいます。

本章ではそうした、霊的事実に肉薄する研究に勤しんでいる人たちの成果も含めて、これまでに分かった事実を箇条書きにして紹介し、さらに、例によってシルバーバーチの霊言で本書を締めくくりたいと思います。


 ウォルター・キルナー博士

 ・ダイシャニン溶液を塗った、俗に〝キルナー・スクリーン〟と呼ばれるもので、物的身体を取り囲むように三つの放射体が存在することを証明した。

・そのオーラの状態を調べることによって物的身体の健康診断が可能である。

・健康状態によってオーラのサイズと色彩が変化する。

・意念の力でオーラを大きくしたり色彩を変えたりすることもできる。

・オーラはプラス・マイナスの電気に反応する。

・磁場の強さがオーラの深奥にまで影響を及ぼすことがある。ある実験では、被験者が苦痛さえ見せた。

・催眠術をかけるとオーラの輝きが薄れる。

・各種の化学薬品を気化させたものを漂わせるとオーラに悪影響を及ぼす。

・死が近づくにつれてオーラの輝きが薄れ、ついには消滅する。


 V・M・イニューシン博士

・バイオプラズマ (オーラ) は生物のマトリックス (鋳型) である。それを博士は 「ホログラムの形態で凍結したもの」 と表現している。つまり一つひとつの断片が全体の本性の全てを包含しているという。

・バイオプラズマは宇宙全体とリズムを合わせて、休むことなく呼吸している。


 W・セドラック教授

・バイオプラズマは全ての化学的ならびに電子的作用の基盤である。

・バイオプラズマは組織内での情報の伝導体である。

・生命は究極的にはプラズマ=電磁場理論に集約される。


 E ・ K ・ マラー博士

・物的身体とは別に、ある種の〝力の場〟(オーラ)が存在する。それは血液の循環の速度、質、消化した食物のカロリー、身体の運動量、ないしはただの念力によって、その強さが変化する。

・その〝場〟は普通にいうところの電気性は帯びていないが、電磁気力学的な計測が可能である。

・その〝場〟は絶縁体を良導体に変えることができる。

・ガラス、雲母、銅、アルミホイルを貫通する。


 H ・ S ・ バー教授

・人間を始め全ての生命形態は〝電気力学的生命〟すなわちオーラの磁場によって指令と制御を受けている。それがひいては宇宙及びそこに生息する存在に形態とその維持のために必要なものを提供している。

・その生命こそ基本的なものであり、それが森羅万象を生み出している。つまり宇宙の内的諸相の一つひとつを特徴づける統御因子、すなわちDNAなのである。

・人間の精神には時間も空間もなく、エネルギーの転換も必要としない。各個人特有の統制された〝場〟の中に存在している。

・生命、すなわち霊的磁場は、最も単純な形態から最も複雑な形態に至る、言うなれば〝権威の連鎖〟のつながりのようなものである。

・一つの〝生命〟すなわちオーラが他のオーラと重なると必ず相互作用が発生し、さまざまな重大な結果を生み出す。

・全生命形態をコントロールする霊的磁場の存在は、宇宙に摂理と秩序が存在することの絶対的な証拠である。

・人体の神経組織は、その磁場を含む霊的基盤が細胞に賦与する生命力によって機能している。

・物的身体の健康状態はこうした霊的磁場を通して管理されているのかもしれない。


 ヘルムート・ブライトハウプト博士

・ホログラフィーとは、物的身体から発生した全情報が蓄えられたり必要に応じて補充されたりする原理のことである。
 

 ハーバート ・ L ・ カーニング教授

・太陽からの放射物によって生まれた電気を帯びた物質が、紫外線やX線から赤外線やマイクロ波に至る全周波数帯に影響を及ぼしている。

・一般的に電磁力は、有機体間の、ないしは有機体へ向けての、情報の伝達手段となっているという事実を科学的に示す証拠は、直接的・間接的に充分に存在する。

・信号による刺激伝達網 (東洋医学でいう〝径穴〟) は全身に存在するが、皮膚の表面またはその奥に存在するものを特定して刺激を与えそれを内部機関に伝達するのは、マイクロ波放射線か、より広い範囲の波長の光波による。


 ウォルター・クロイ博士

・人体及び動物の皮膚の特定部位を刺激すると、内臓器官に反応が生じる。

・紫外線、可視光線、及び赤外線の範囲の電磁場が人間と動物の身体を包んでいる。それらの場から電磁波信号が発せられており、波長が短いので表面組織の特定の部位を選択して容易に貫通し、穏やかに吸収される。

・こうした信号は、受けた情報を連結組織を通して器官の細胞へ伝達することによって、基本的な調節機能を果たしているものと見られる。情報を受けた器官は、同様の組織を使って、器官内部での連絡をしている。

・電磁波信号は原子と分子、さらには少し幅を広げたスペクトラムにおける、より大きな構成分子との間の、基本的な言語である。


 F・A・ポップ博士

・DNAの複写および転写は電磁場内の相互作用によって制御され、繊維と細胞へ伝達されるシグナルの強さと質はそれぞれ異なると考えてよい。

・生物組織の〝ホログラム〟的成分は、さまざまな器官のレセプター (受容体) とおなじように他の器官、例えば、耳や手や目などにもそのまま存在することが、針治療や眼球の虹彩検査によって分かる。

・DNAの情報が全身にまんべんなく存在するということになれば、ホログラム的成分がその生物体の内部にあることになる。


 U ・ ウォーンカ博士と F ・ A ・ ポップ博士の共同研究

・電気の場と磁気の場は互換性があり、基本的には異質のものではない。

・磁気が弱いと細胞の成長、動き、老化、寿命の長さ、組織の活動に影響が出る。

・磁場の周波数の幅が極端に狭くかつ低く、増幅力が弱いと中枢神経系統にも影響が出る。

・痛めた箇所ないしは病的組織には適切な強さと振動の磁力を当てることによって、治療が促進される。

・極長波と低周波の領域において、ある一定範囲内での強さの磁気を交互に用いることは、今日の医療現場で認められている。


 シミョーン・キルリアン (ロシアのグラスノダル病院の技術スタッフで夫人のバレンティーナとの共同研究)

・オーラはキルリアン写真によってカラーで撮影できる。

・精神による思念や感情によってオーラの形状や色彩が変化するのが、キルリアン写真で観察できる。

・同じく、健康状態も観察できる。

・高電圧で高周波の電流をオーラに流すと体力の低下がみられる。

・木の葉の一部を切り取っても、写るオーラの外形には変化は見られない。多分生物体も同じであろう。

    
 こうしたオーラの性状に関しての知識はかなり前から入手されていたのですが、電磁気生物学の分野の進歩が、近代的機器の発達にも関わらず、極端におろそかにされてきました。

 先駆者たちの研究成果の中には改めて近代的な機器で確認する必要のあるものがあることは私も認めますが、原則に関する限り、すでに確立されていると信じます。むしろ大切なのは研究に携わる者の人間性ではないでしょうか。

 シルバーバーチの霊言を紹介して締めくくりといたします。

 「時おり、脳は発達しても精神と霊の発達がともなわないことがあります。いわゆる知的な人間 (インテリ) という人種ですが、知的だから魂も立派であるとか、偉大な人物であるとは限りません」

 「それは物質に限られた発達、つまり脳髄だけの発達にすぎません。そして、そうした人種の中には複雑なこと、難解なこと以外は受けつけない人がいることも確かです。

しかし、本当の意味での発達、精神と魂の発達をともなった発達があります。その発達は霊的実在についての覚醒をもたらします。精神的ならびに霊的発達だからです。そういう発達を遂げた人は、それまでの間違った概念をあっさりと捨てて、実相にさらに一歩近づきます」

 「真理は閉ざされた心には入れません。真理は受け入れるだけの霊性ができた時に初めて入ってきます。真理は、大霊と同じく、無限です。そのうちのどれだけを受け入れられるかは、各自の受容力しだいです。受容力が増せば、それだけ多くの真理を受け入れることが可能となります。

ですが、もうこの宇宙のことは全て知り尽くした、と言える段階は決してきません」



    

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