――人間の物的身体をコントロールしている魂はどこに位置しているのでしょうか。
どこそこにということは言えません。
これが魂ですと言える性質のものではないのです。
科学者は肉体を解剖すれば発見できるはずだとか、静脈を通って流れているに違いないとか、どこかの臓器から分泌されているのだろうなどと考えているようですが、魂は肉体のどこそこにあると言える性質のものではありません。
――でも肉体の内部にあることは間違いないでしょう?
魂は内部にあるとか外部にあるとか言える性質のものではありません。
空間的な“場”をもつものではないのです。
魂とは意識のことです。
身体という“もの”に制約されるものではありません。
無限の広がりをもつと同時に、進化の極地にまで存在するものです。
霊的身体で遠隔の地にまで至る時、意識はどこにあるのでしょう?
そう言うとあなた方は地上の距離感覚で想像なさることでしょうが、私たちにはそういう面倒がありません。
魂に空間はありません。
私たちの意識(魂)は意思のおもむくままに、どこででも機能します。
――「魂」(ソウル)と「霊」(スピリット)はどう違うのでしょうか。
私自身はどう呼ぶかはこだわりません。
地上の字引は私がこしらえたわけではありません。
私のいうソウルとは内部に潜在する大霊のことです。
スピリットとはそれが顕現するための媒体です。
が、用語は使う人によって別の意味に使われるものです。
シルバーバーチ
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