Saturday, May 12, 2018

シアトルの皐月 風薫



Image result for 目に青葉山ほととぎす初鰹 作者



"目には青葉山ホトトギス初鰹"

この俳句は日本の5月にピッタリの句ですね。

その昔の昭和のころ,鯉のぼりがふるやかに五月晴れを賑わすころになると、ラジオからアナウンサーがこの句を発していたのを覚えています。宮田輝さんとか高橋圭三さんとか名アナウンサーが活躍していたころでした。

シアトルも春たけなわとなってきました。小高い林の中の我が家は花たちが咲き誇るのも何処よりも遅く、漸く我が庭園も少しずつ花が開いてきました。

今年の春は、早春を彩る20本のチューリップを何者かが食べてしまったのが痛手で、更には水仙たちが咲いてくれなかったので殺風景な春の庭となってしまい、来年は如何にして此の花たちを曲者たちから守ろうかとばかり考えていました。

食いしん坊な私にとって、”初鰹" です。

その昔の昭和の頃は、湘南の我が家には湘南海岸で朝とれた魚を、自転車に積んで魚屋さんが売りにきました。日本刀の様にキラリと光る魚達でした。ブルーの目もパッチリと開いていて、赤くなっていたりはしていませんでした。

この様なお話も、東京に住むようになり,ニューヨークに住むようになり、とうの昔に諦めてしまっておりました。

さて、5月のシアトル初鰹にお目にかかれることがあるでしょうか。俄然懐かしくなってきました。



"In the eyes Aoba mountain tsunamisu bonito (Hatsugatsuo)"

This haiku is a perfect poem in May of Japan.
Time in the Showa age, when the carp streamers began to bloom in sky , I remember the announcer issuing this poem from the radio.  The age of famous announcer Teru Miyata and Kezo Takahashi  were active.
Rain famous Seattle has also come to beautiful May. My flowers are growing slower than anywhere because of surrounded with wood where is cold.
This spring my flowers were painful because someone had eaten twenty tulips in early spring also the many daffodils did not bloom, it became a empty spring garden, so  I was thinking only how to protect these flowers in next year from the bad guys.
Anyway I love to eat.  "Fresh May Bonito ". I love this.
Around that time in the Showa age,  In Shonan where we lived  Guy came to sell fish with bicycles loaded on the morning fresh fish on Shonan Coast. It was fish shining like a Japanese sword. Blue eyes were also big open, it was not turning red.
Such story I came to live in Tokyo, lived in New York, I have given up the old days story to have fresh fish.
Well, may I meet May bonito in Seattle? It is getting  to be nostalgic.

2 comments:

  1. 日本は四季の変化が微妙なので、
    詠まれる句も風情が豊かですね。

    鰹。ちょっと苦手なんですが、
    鰹節にはお世話になっています😊
    日本周辺の海で獲れる魚たちは特別美味しいとききますが、
    潮の流れと関係がありそうですね。
    最近は、東南アジア、ロシアなどから、リーズナブルな
    値段で買える鮭やぶりなどが店頭に並んでいます。

    ところで、チューリップを食べてしまった「曲者」
    とはどなたなんですか?

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  2. 鰹が苦手の方もおられるのですね。
    鰹節はアメリカでも手に入りまして、これなくして過ごせないほどに重宝しています。
    チューリップを食べてしまった「曲者」の第一の犯人はウサギの赤ちゃんだと思います。初芽した新芽を全部食べてしまいました。十重二十重に垣根を巡らせた我が庭園に入り込めるのは、ウサギの赤ちゃんと子ネズミとナメクジと蝸牛と地下から侵入するモグラたちです。

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