Wednesday, June 22, 2011

MALLARD DUCK マガモのお話

  シアトルの今年の春は寒く、昨年の春も夏も寒く、ハイビスカスが蕾のまま終えてしまいました。

昨日すなわち6月21日、夏の始まりの日ついに太陽が照り夏が来ました。

夕飯をプールサイドで娘と共に食べながら、毎年毎年我が家のプールを訪れてくれる ”マガモ” が今年は来てくれないのがとても気がかりで、寂しいということを話していました。

ある年の春なぞは、お爺さんがマガモに留まって欲しいと思って、プール サイドにこの上ないみっともないダンボールの家を作り、「これでよし、」と言いました。

どう考えても見ても、ダックがこの家に住むとは思われませんので、頑固なお爺さんを納得させ、一日も早くこのタッキーな家を撤去することばかりを私は考えていました。

と、バサッ と、何かが空から落ちるような音と振動を私たちは感じました。
プールに着水したのは、 「来た!」 マガモでした。

「お母さんの話を聞いて来たのよ。お父さん!お父さん」娘が叫びました。
お父さんも出てきて、到来の遅かった美しいお客様を歓迎しました。

これでやっと夏が来た、と私たちは思いました。

1 comment:

  1. きっと、別荘のように思っているのでは?
    とても美しい鳥ですね。
    お爺さんの愛情が伝わったのでしょう。

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