Tuesday, August 9, 2011

野次馬の話







  

小さい牧場主の友人が、肥えた土をあげるというので、いくつかのバケツをミニバンに積み込んで夫と牧場までいきました。

牧場の真ん中に土の山があるので、私達の車は牧場のまん中に乗り込みました。
その牧場には、6頭ほどの馬がのどかに遊んでいました。

私達が駐車すると、ゆっくりとながーい顔を振りながら近ずいてきました。
私達はくるりと取り囲まれました。

こんなに近く、大勢さんにお目にかかったのは初めてなので私はかなり怯みました。
図体が大きいですからね。

怯みながらも彼らの目を見ると、何と大きな無邪気な目ではないですか。
大丈夫そうだ。

「見たこと無い人ね。どこから来たの?」

「何しにきたの?」

なんて聞いてきました。

「湖の向こう側から来たのよ。この土をもらっていくの。」

私達は、バケツを取り出して作業にとりかかりました。

「何持つているの?」

ながーい顔がバンの中にニューと入って来ました。

「頭ぶつけるでしょう。気をつけなさいよ」

「見て、見て、このバケツ! フットボールができるよ。」

彼らはバケツでフットボールを始めてしまいました。

「ちょーっと! そのバケツ!」

まあいいや。私達はまだ沢山バケツを持っているんだ。

野次馬と言う言葉がありますね。

なるほど






















2 comments:

  1. 愉快ですね。
    そんなに人懐こいのは珍しいのではないでしょうか。
    余程のびのびと過しているのでしょうね。
    馬や牛の目はほんとうに美しいし純真な輝きです。

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  2. この馬は特別人懐こいのでしょうか?
    馬とは余り付き合いが無いので、この時が初めてでした。

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