Thursday, September 2, 2021

シアトルの初秋 絶対不変の法則ー因果律      Absolutely Invariant Law ー Causality

 





絶対不変の法則ー因果律

 前章ではシルバー・バーチと名告る高級霊を中心とする霊団が神界からの使命を受けて、霊媒モーリス・バーバネル氏の口を借りて神の摂理を説くに至った経緯を述べました。

 その準備のためにシルバー・バーチはバーバネル氏の出生以前、それも母体に宿る瞬間から面倒をみたと言います。もちろんこれは霊言霊媒にふさわしい人間に育てるための面倒をみたという意味であって、私の推察では母体に宿る以前のバーバネル氏も実はシルバー・バーチ霊団の一人であって、使命達成について十分な打ち合わせを行った上で母体に宿ったに違いありません。一種の再生です。

 果たせるかな、氏にとって最後の記事となった一九八一年八月号の Two Worlds 誌の遺稿の冒頭で、次のように告白しております。

 『私と心霊とのかかわり合いは前世にまでさかのぼると聞いている。もちろん私には前世の記憶はない。エステル・ロバーツ女史の支配霊であるレッド・クラウドは私にとっては死後存続の決定的証拠をみせつけてくれた恩人であり、

その交霊会においてサイキック・ニューズ紙出版の決定が為されたのであるが、そのレッド・クラウドの話によると、私は「こんど生まれたらスピリチュアリズムの普及に生涯をささげる」と約束したのだそうである。』 (巻末〝バーバネル氏の遺稿〟参照)

 約束どおり氏は十八歳から七十九歳までのほぼ六十年間をスピリチュアリズムひと筋に尽くしました。中でも特筆すべきことはサイキック・ニューズ社の社長を無報酬で務めたことです。正に奉仕の生涯であったわけです。

 再生については別に章を設けて詳しく取り扱いますので、ここでは難しいことは述べませんが、こうした滅私奉公の大役を担った人物は例外なく高級霊の再生とみてよいようです。

 もっとも、それでも尚かつ、うぬぼれや見栄、肉欲などのいわゆる〝人間的煩悩〟に迷わされて、使命の道から脱線していくケースが多いのです。とりもなおさず肉体というやっかいな欲望の媒体に宿っているからこそでしょう。

 オリバー・ロッジ Sir Oliver Lodge の著書に Phantom Walls (幻の壁)という、あまり知られていない随筆調の論文集があります。幻の壁とはつまりは肉体の五感を意味し、これが幻にすぎない存在であるといっているのですが、言ってみれば仏教の色即是空の思想と相通じるものがあります。

 オリバー・ロッジはもともと物理学者ですが、後年は心霊科学者となり、さらに、単なる心霊科学からいち早くスピリチュアリズム的思想に転換し、晩年は哲人を思わせる洗練された心霊思想を説いています。それを如実に物語るのが右の書で、その中に次のような箇所があります。

 『われわれはよく「肉体の死後も生き続けるのだろうか」という疑問を抱く。が一体その死後というのはどういう意味であろうか。もちろんこの肉体と結合している五、七十年の人生の終ったあとのことに違いないのであるが、私に言わせれば、こうした疑問は実に本末を転倒した思考から出る疑問にすぎない。

というのは、こうして物質をまとってこの地上に生きていること自体が驚異なのである。これは実に特殊な現象というべきである。私はよく 「死は冒険であるが、楽しく待ち望むべき冒険である」 と言ってきた。

確かにそうに違いないのだが、実は真に冒険というべきはこの地上生活そのものなのである。地上生活というのは実に奇妙で珍しい現象である。こうして肉体に宿って地上に出て来たこと自体が奇蹟なのだ。失敗する霊がいくらもいるのである。

 霊界から見れば、肉体の死後にも生命があるのは極めて当り前のことであろう。言ってみれば地上の生命などは朝露のようなもので、日の出とともに蒸発してしまうはかない存在なのである。とは言え、生きているかぎり肉体というのは実にやっかいなシロモノである。

地上生活の困難の大部分は肉体の扱いにくさから生じているといってよい。肉体をまとっていくこと自体がまずやっかいである。そして、死ぬ時もまたやっかいである。その生から死への間もずっと手入れがやっかいである。が肉体がわれわれではない。少しの間───ホンのちょっとの間だけ使用する道具にすぎないのである。』


 古今東西の宗教が例外なく肉体的欲望を罪悪の根源とみなし、節制を説き、肉体を超越する修業の必要性を力説するのもむべなるかなと思われますが、それに関連してもう一つやっかいなことは、そうした重大なる使命の達成を妨げよう、挫折させようとする霊界の一方の勢力が鵜の目鷹の目で見張っているということです。

 そうした霊は人間のちょっとした心のスキ───よく魔がさすと言いますが、そうしたちょっとした邪念につけ入って、ズルズルと深みへと引きずり込んでいきます。

はじめの頃は純粋で謙虚で誠心誠意の人だった霊能者が、いつしか自分は神である、仏である、と言い出し、本来の使命を忘れて宗教としての勢力の拡大に躍起になり、権謀術数をめぐらすようになっていきます。

 中国の古い言葉に「聡明叡智、これを守るに愚をもってす」というのがありますが、その点バーバネル氏やテスター氏のように愚直なまでに寡欲で謙虚であることが、宗教家や霊能者としての第一条件なのでしょう。

 シルバー・バーチに言わせれば、地上の宗教は既成、新興の別なくことごとく落第だそうです。つまり人間的欲望というアカがこびりついて宗教としての本来の意義を失ってしまっている。そこでそのアカを洗い落とし、本来の神の摂理を改めて説き明かすのが自分たち霊団の使命だというのです。


 そこで本章ではその神の摂理とは何かという点に焦点を絞ってみましょう。シルバー・バーチはこれを「恒久不変の自然法則」Eternal Natural Laws と呼んだり「神的叡智」 Divine Wisdom と呼んだりしていますが、これをつきつめれば「原因と結果の法則」、いわゆる因果律 The Law of Cause and Effect に収約されるようです。

 こう言うと「なんだ、要するに因縁のことだろう」とおっしゃる方がおられると思います。その通りです。しかしシルバー・バーチはこれに人間の霊的向上進化という目的を付加します。単なる因果応報の機械的なくり返しではなく、その因果律の背後に人間を向上せしめんとする神の配慮があると説くのです。

 それがある時はよろこびとして感じられ、ある時は苦しみとして感じられたりします。人間の真情として、不幸や貧乏、病気、災害といったものが無いことを希望しますが、それは今という刹那しか意識できない人間の狭い量見から出るわがままであって、過去、現在、未来の三世を見通した神の目から見れば、当人の成長にとってはそれが最上であり必須のものであるわけです。

 そうなると、いわゆる「因縁を切る」ということのもつ重大性を痛感せずにはおれません。切ることが大切だと言っているのではありません。はたして因縁を切ることが正しいことなのかどうか、イヤその前に、一体因縁は人為的に切ることが出来るものなのかどうかを真剣に考えなくてはならないということです。

 この「因縁を切る」という観念は、私の知るかぎりでは世界でも日本人だけのもののようです。そして、これは非常に広い意味、いろんな意味で使用されており、まずその整理から始めなくてはならないようです。

 たとえば何代にもわたって長男が自殺するという家系があるとします。「怨みの因縁だろう」──だれしもそう考えます。そしてそれは多分当っているでしょう。そこでその因縁を切るための手段を講じます。

 手段にもいろいろありますが、要するところ長男を自殺に追いやる霊魂、いわゆる因縁霊をつかまえて諭すなり供養するなりして改心させることになります。そしてそれがうまく行けば、大ていこれで「因縁が切れた」と思いがちです。

 がここまでの段階は因縁霊との縁が切れたということであって、その奥の因縁そのものが消えたとはいえません。もしかしたらその時期がちょうど因縁の消滅する時期だったかも知れませんから、それならば本当の意味で「因縁が切れた」ということになりますが、因縁霊もあくまで因縁という法則に便乗して動くコマのような存在にすぎないのですから、因縁霊だけを人為的に引き離しても、それだけで因縁そのものが切れたということにはなりません。

 では因縁そのものが自然消滅するまで手段を講ずべきでないということになるかというと、そうとも言えません。病気と同じで、生命の危険もあるほどの大病の場合は手術もやむを得ないことがあるように、人為的に因縁霊を引き離す術、いわゆる除霊の必要な場合もありましょう。

ただ、それだけで事足れりとする考えは過りであることを私は指摘しているのです。その奥の因縁そのものが残っているかぎり、また別の形で不幸や災厄が起こってきます。

 次に、自分に何のかかわりもない遠い祖先の残した因縁になぜ自分が苦しまねばならないのかという疑問が生じます。一見もっとものような疑問ですが、これはスピリチュアリズムの真髄を知らない人の抱く疑問といえそうです。

 自分とかかわりがないという考えそのものが根拠のない考えであって、実際は深い深い因縁の糸によってつながっているのです。

これは生まれ変わり、つまり再生の問題に関わってくる大問題で、これは次章でくわしく取り扱うことにして、ここでは要するに、縁のないものとの係わりあいは絶対にない、と述べるに留めておきましょう。シルバー・バーチはそれを次のように表現しています。


 『そのうちあなた方も肉体の束縛から開放されて曇りのない目で地上生活を振り返る時がまいります。そうすれば紆余曲折した、一見とりとめのない出来ごとの絡み合いの中で、その一つ一つがちゃんとした意味をもち、あなたの魂を目覚めさせ、その可能性を引き出す上で意義があったことを、つぶさに理解するはずです。』


 これは人生が有目的の因果律によって支配されていることを物語っているのですが、その「有目的」というところに注目していただきたいのです。

つまり宇宙人生が魂の向上進化という至上目的のために経綸されているということです。この点が従来の因果律の思想と本質的に異る点といえましょう。ではこれからシルバー・バーチにその点をくわしく説いてもらいましょう。


『あなたがたがスピリチュアリズムと呼んでいるものも神の法則の一部です。神は宇宙を法則によって統一し、法則を通じてその意志を表現しているのです。宇宙のどこをさがしても、法則の支配しない場所など一箇所もありません。

人間がこれまでに知り得た範囲に限りません。それよりはるかに大きい、人智の及ばないところまでも、完全に神の法則が支配しております。

 自然界の法則はいわば神の定めた法則です。およそ人間界の法律といわれるものには変化(改正)がつきものです。不完全であり、全てを尽くすことができないからですが、神の法律は全てを尽くし、至らざるところはありません。

偶然とか偶発というものは絶対にあり得ません。すべてが規制され、すべてが計算されているのです。あなたがたは肉体を具えていますが、これは一種の機械です。つまり肉体という機械をあやつりながら自己を表現しているわけです。

かりに悩みを抱いたとしますと、それは水門を閉ざすのと同じで、生気の通るチャンネルを失うことになります。つまりエネルギーの供給がカットされ、不健康の要因ができあがります。あなたがたがそのことに気づくまで、肉体は悩みと病気の悪循環を繰り返します。

 また悩みは肉体の霊的大気ともいえるオーラにも悪影響を及ぼし、それが心霊的バイブレーションを乱します。

悩みを取り除かないかぎり、心霊的エネルギーは流れを阻害され病気の要因となります。悩みや恐怖心を超越する──言いかえると自我のコントロールが出来るようになるには、長い年月と厳しい修養がいります。

 それも実は神の無限の愛と叡智から出た法則なのです。その悩みに費されるエネルギーを建設的な思考に切りかえれば、決して病いは生じません。神の法則は完璧です。

そして、あなたがたはその中の無くてはならない存在なのです。向上進化という至上目的のために必要な勉強のチャンスは、日常生活の中にいくらでも見出せるのです。


 私が法則を変えるわけにはいきません。原因と結果の法則は絶対であり、私がその間に入ってどうこうするということは許されないのです。ただ、そういう法則の存在を教え、そんな心構えでいては病気になりますヨという警告をしてあげることは出来ます。肉体は機械ですから、それなりの手入れが必要です。

手入れを怠ると働きが悪くなります。ですから時には休息させて回復のチャンスを与え、その本来の働きを取り戻すように配慮してやらなくてはいけません。神の法則はごまかしがきかないのです。

人間は肉体という機械を通して自分を表現しています。その機械にもエネルギーの限界があり、バッテリーに充電してやらなくてはならない時期が来ます。

それを知ってそれなりの手段を講じるのはあなた自身の責任であり義務なのです。なぜなら地上生活を生きる上で欠かすことのできない大切な道具だからです。

 私がいかにあなた方のしあわせを願っているとはいえ、あなた方に代ってその責任と義務を遂行してあげるわけにはいかないのです。心に思うこと、口に出す言葉、そして実際の行動、このいずれにも責任をとらされます。あくまで自分が責任を負うのです。

が、そのいずれも地上生活においては結局肉体という機械を通じて表現するわけですから、その機械が正常に働いてくれるように、ふだんから健康管理に気を配らなくてはいけません。肉体は実に驚嘆に値するすばらしい器官です。

地上でこれ以上の入り組んだ器官をこしらえることはまずできないでしょう。正に驚異といってよいものですが、やはりそれなりの手入れは必要なのです。


 もちろん法則と調和した生活を送っておれば病気も不快も苦痛も生じないでしょう。病気とか不快とか苦痛とかは自然法則との不調和の信号にほかならないからです。法を犯してその代償を払うか、法を守って健康を維持するか、そのいずれかになるわけです。

 人間の思想・言動において動機というものが大きなポイントになることは確かですが、法則を犯したこと自体はやはりそれなりの代償を払わねばなりません。動機さえ正しければ何やってもかまわないというわけにはいかないということです。

肉体を犠牲にしてまで精神的な目標を成就すべきかどうかは、その人の進化の程度によって判断が異ってくる問題ですが、ただ地上に生を享けた以上は、それなりの寿命というものが与えられているのですから、それを勝手に縮めることは神の意志に反します。

 たとえば人類愛に燃えた崇高な人物がいると仮定しましょう。その人が博愛事業のために肉体を犠牲にすることが果たして許されるかとなると、それはその人個人の問題であって一概に断定はできませんが、ただ残念なのは、得てしてそういう人の動機がはたからみるほど純粋ではないということです。

その腹の底にはオレは偉い人物だといううぬぼれがどこかに潜んでいるものです。それが無理な行動に自分を駆りたてる結果となっていることに気づかないのです。

 ひと口に法則といっても、肉体を支配する法則もあれば、精神を支配する法則もあり、霊的な法則もあり、それらが絡み合った法則もあります。

そうした法則を人間はもうダメだというギリギリの段階に至るまで気がつかないからやっかいなのです。なぜでしょう。人間と宇宙の真実の相(スガタ)を知らないからにほかなりません。要するにこの世はすべて〝物〟と〝金〟と考えているからです。

 が、そうした苦しみの末に、いつかは真実に目覚める時がやってまいります。自我の意識が芽生え、内在する神性が目覚めはじめます。これも実は神の因果律の働きの結果なのです。つまり苦しみが大きければ大きいほど、それだけ目覚める知識も大きいということです。

 別の言い方をすれば、神は宇宙の一ばん優秀な会計係と考えればいいでしょう。収支のバランスをきちんと合わせ、使途の配分に一銭の狂いもありません。あなたは受け取るに値するだけを受け取り、多すぎもせず、少なすぎることもありません。

その価値判断はあなたの霊的進化の程度を考慮した上で行われます。地上でごまかしやお目こぼしがきくようですが、霊的なことに関するかぎりそれは絶対に有り得ません。

 大自然の法則は完璧です。その背後には神の無限の愛と叡智が働いております。私たちがこしらえたのではありません。私たちはただその働きを知っているだけです。

原因があれば結果があり、その結果が新らしい原因となってまた次の結果を生んでいくという法則です。その間に何者も介入することを許されません。偶然もありません。幸運もありません。ただ法則があるだけです。

 法則が撤廃されるなどということも絶対にありません。執行の猶予も保留も妨害もありません。絶え間なく機能し、変化することも無く、また人為的に変えることも出来ません。法則の中から都合のいいものを選ぶことも出来ません。

絶対なのです。神とはすなわち法の極致であり、法の粋であり、いかなる力、いかなる情実をもってしても動かすことは出来ません。』


シルバーバーチ





 Absolutely Invariant Law ─── Causality


In the previous chapter, we described how a spirit group centered on high-class spirits called Silver Birch came to preach God's providence with the help of the spirit medium Maurice Barbanell in response to a mission from the divine world. ..


To prepare for that, Silver Birch says he took care of Mr. Barbanell from the moment he dwelled in his mother's body before his birth. Of course, this means that I took care of raising a human being suitable for a spiritual medium, and my guess is that Mr. Barbanell, who was before staying in the mother's body, was actually one of the Silver Birch spirits, and he was enough to accomplish his mission. It must have been in the mother's body after having a good meeting. It's a kind of reproduction.


At the beginning of his last article in the August 1981 issue of his Two Worlds magazine, I confess:


"I heard that the relationship between me and the psyche dates back to the previous life. Of course I have no memory of the previous life. Ms. Estelle Roberts' ruler, Red Cloud, was a benefactor to me who showed me definitive proof of consciousness after death.


The séance made a decision to publish the Psychic News, but Red Cloud said that I promised that "when I'm born, I'll devote my life to the spread of spiritualism." be. (See "Mr. Barbanell's manuscript" at the end of the book)


As promised, he devoted himself to spiritualism for almost sixty years from the age of eighteen to seventy-nine. Most notably, he served as the president of Psychic News without compensation. It was a life of service.


Regeneration will be dealt with in detail in a separate chapter, so I will not mention difficult things here, but it seems that the person who played a major role in such a private service can be regarded as a reproduction of a high-class spirit without exception.


However, even so, there are many cases in which people are derailed from the path of their mission because of the so-called "human anxieties" such as conceit, appearance, and carnal desire. It's probably because they live in the troublesome medium of desire, the body.


Oliver Lodge's book Sir Oliver Lodge has a lesser-known essay collection called Phantom Walls. The illusionary wall means the five senses of the body, and it is said that this is nothing more than an illusion, but it has something in common with the Buddhist idea of ​​the color of the sky.


Oliver Lodge was originally a physicist, but later became a psychic scientist, and in his later years he quickly transformed from mere psychic science to spiritualism, preaching sophisticated psychic thoughts reminiscent of Tetsuto. .. The book on the right clearly tells this, and there are the following points in it.


We often have the question, "Will we continue to live after the physical death?" But what does that mean after death? Of course, it must be after the end of the five or seventy years of life that is associated with this body, but to me, these questions are really just questions that come from the thoughts that have fallen into the wrong hands.


For, it is a wonder to live on this earth in this way. This should be a very special phenomenon. I often said, "Death is an adventure, but it's a fun and long-awaited adventure."


It must be true, but in reality, what is truly an adventure is this earthly life itself. Life on earth is a very strange and unusual phenomenon. It is a miracle that it stays in the body and comes out to the ground in this way. There are many ghosts that fail.


From the spirit world's point of view, it is quite natural that there is life even after the physical death. Life on earth is like morning dew, and it is an ephemeral existence that evaporates with sunrise. However, as long as you are alive, the physical body is a really troublesome white thing.


It can be said that most of the difficulties of living on the ground result from the difficulty of handling the body. Wearing the body itself is troublesome. And when you die, it's also troublesome. It is difficult to maintain from life to death. But the body is not us. For a moment ─── It's just a tool that you use only for a short time. 』\




It seems that the religions of the east and west, without exception, regard physical desire as the root of guilt, preaching temperance, and emphasizing the need for training that transcends the physical body. The trouble is that one of the forces in the spirit world, trying to frustrate the achievement of such a crucial mission, is watching with the eyes of a cormorant.


Such spirits are often said to be struck by the devil, but they take advantage of such a little evil and drag them into the depths.


A psychic who was a pure, humble, and sincere person at the beginning said that he was a god and a Buddha, and forgot his original mission and rushed to expand his religious power. It will be about the number of psychic techniques.


The old Chinese word is "intelligent widow, foolish to protect this", but in that respect, being honestly greedy and humble like Mr. Barbanell and Mr. Tester is a religionist and a psychic. Probably the first condition as a talented person.


According to Silver Birch, all religions on earth, whether established or emerging, have failed. In other words, the red of human desire has stuck and lost its original meaning as a religion. Therefore, it is the mission of our spirit group to wash away the red and re-explain the original providence of God.




Therefore, in this chapter, let's focus on what is the providence of God. Silver Birch calls this "Eternal Natural Laws" or "Divine Wisdom", but if you look closely at this, it is called "the law of cause and effect", the so-called causal law. It seems to be contracted to of Cause and Effect.


If you say this, I think there are people who say, "What is it, in short, it's a connection." That's right. But Silver Birch adds to this the purpose of human spiritual improvement and evolution. He explains that it is not just a mechanical repetition of causal retribution, but that there is God's consideration to improve human beings behind the causal law.


Sometimes it feels like joy, and sometimes it feels like suffering. I hope that there is no such thing as misery, poverty, illness, or disaster as the true nature of human beings, but it is selfishness that emerges from the narrow human view that can only be conscious of the present moment, and the third generation of the past, present, and future. From the perspective of God, it is the best and essential for the person's growth.


In that case, I cannot help but realize the seriousness of the so-called "cutting the cause". I'm not saying it's important to cut. It means that we must seriously consider whether it is the right thing to cut the fate, and before that, whether the fate can be cut artificially.


As far as I know, this idea of ​​"cutting the fate" seems to be unique to Japanese people in the world. And this is used in a very broad sense and in many ways, and it seems that we have to start by organizing it first.


For example, let's say you have a family in which your eldest son commits suicide for generations. "Maybe it's the cause of grudge." ── Everyone thinks so. And that's probably right. Therefore, we will take measures to cut the cause.


There are various means, but the point is that you will be converted by catching the soul that drives your eldest son to suicide, the so-called fateful spirit, and giving a memorial service. And if that goes well, it's usually easy to think that it's "broken".


However, the stage up to this point is that the connection with the ghost has been cut off, and it cannot be said that the ties behind it have disappeared. Perhaps that time was just the time when the fate disappeared, so in that case it would mean that the fate was cut off, but the fate spirit also moves by piggybacking on the law of fate. Since it is nothing more than a coma, artificially separating only the fate spirit does not mean that the fate itself has been cut off.


Then, it cannot be said that measures should be taken until the cause itself disappears naturally. Just as surgery may be unavoidable in the case of a serious illness that is the same as an illness and is life-threatening, it may be necessary to artificially separate the ghosts, so-called ghost removal.


However, I point out that the idea that it is enough is a mistake. As long as the underlying cause remains, misfortune and calamity will occur in other ways.


Next, the question arises as to why I have to suffer from the ties left by my distant ancestors who have nothing to do with me. At first glance, this is a plausible question, but it seems to be a question that people who do not know the essence of spiritualism have.


The idea of ​​having nothing to do with oneself is an unfounded idea, and in reality it is connected by a thread of deep and deep ties.


This is a major issue related to the issue of reincarnation, or rebirth, which I will deal with in detail in the next chapter, in short, to mention that there is absolutely no connection to anything that has nothing to do with it. Let's go. Silver Birch describes it as follows:




"Soon, it will be time for you to be released from the physical binding and look back on your life on earth with clear eyes. Then, in the twisted and twisted, seemingly rambling entanglement of events, each one had a decent meaning, and it was significant in awakening your soul and unlocking its potential. , You should understand it in detail. 』\




This shows that life is governed by a purposeful causality, but I would like you to pay attention to its "purposefulness".


In other words, the cosmic life is being passed on for the supreme purpose of improving and evolving the soul. It can be said that this point is essentially different from the conventional idea of ​​causality. Now let's ask Silver Birch to explain this in detail.




"What you call spiritualism is also part of God's law. God unifies the universe by the law and expresses his will through the law. No matter where you look in the universe, there is no place where the law does not rule.


It is not limited to the range that humans have known so far. Even far beyond that, even beyond the reach of human wisdom, God's law is completely in control.


The laws of the natural world are, so to speak, the laws set by God. There are changes (revisions) in what is called the law of the human world. Because it is imperfect and cannot do everything, God's law does everything and there is no end to it.


There is absolutely no chance or accident. Everything is regulated and everything is calculated. You have a physical body, but this is a kind of machine. In other words, he expresses himself while manipulating the machine called the body.


If you're worried about it, it's like closing a lock, and you're losing a lively channel. In other words, the energy supply is cut and the cause of unhealth is created. The body repeats a virtuous cycle of worries and illness until you realize it.


Also, worries have an adverse effect on the aura, which can be said to be the spiritual atmosphere of the body, which disturbs the spiritual vibration.


Unless you get rid of your worries, psychic energy can impede your flow and cause illness. Transcending worries and fears ── In other words, it takes many years and rigorous training to be able to control the self.


Silver Birch

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