Monday, March 11, 2024

シアトルの初春 どうか謙虚に、そして畏敬の念をもって真理を迎えてやってください。

Please welcome the truth with humility and reverence.


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Edited by Sylvia Barbanell


巻頭言
 
頑固(かたくな)な心、石ころのような精神では真理の種子(たね)は芽を出しません。

受容性に富む魂───率直に受け入れ、それが導くところならどこへでも付いて行ける魂においてのみ花開くものです。

あなたがそのような気持ちになるまでには、つまり真理を魂の中核として受け入れる備えができるまでには、あなたはそのために用意される数々の人生体験を耐え忍ばなくてはなりません。

もしもあなたがすでにその試練を経ておられるならば、その時点においては辛く苦しく無情に思え、自分一人この世から忘れ去られ、無視され、一人ぼっちにされた侘しさを味わい、運命の過酷さに打ちひしがれる思いをされたことでしょう。

しかし魂は逆境の中にあってこそ成長するものです。

黄金は破砕と精錬を経て初めてその純金の姿を見せるのです。

あなたがもしもそうした体験をすでに積まれた方ならば、今手にされている本書の中で私が語り明かす真理に耳を傾ける資格があることを、堂々と宣言なさることができます。

しかしそのことは私が語ることのすべてを受け入れることを要求するものではありません。

あなたの理性が反撥することは遠慮なく拒絶なさってください。あなたの常識的感覚にそぐわないものはどうぞお捨てになってください。

私もあなた方と少しも変わるところのない一個の人間的存在です。

ただ私は、死後もなお続く人生の道を少し先まで歩んできました。今その道を逆戻りしてきて、あなたが死の敷居をまたいだのちに絶対的宿命として直面することになっている新しい、そしてより広大な人生がどのようなものであるかを語ってあげております。

どうか謙虚に、そして畏敬の念をもって真理を迎えてやってください。

謙虚さと畏敬の念のあるところには真理は喜んで訪れるでしょう。

そして、せっかく訪れてくれた真理が少しでも長居をしてくれるよう、手厚くもてなしをあげてください。

真理こそがあなたに自信と確信と理解力と、そして何にもまして、永遠に失われることのない、掛けがえのない霊的叡智をもたらしてくれることでしょう。
                               シルバーバーチ
                                         

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